渤海 (再興)

後渤海（再興渤海）とは

後渤海（再興渤海）は、989年から1018年にかけて存在した後渤海国のことです。渤海の王族である大元によって建国されました。ただし、928年から976年頃に存在した後渤海（復興渤海）も存在し、どちらも「渤海国」または「後渤海」と称されていたため、区別には注意が必要です。この記事では、後者を「再興渤海」と呼び、その歴史について解説します。

建国と変遷

989年、定安国の王子であった大元は、女真の使者を通じて宋に馬を献上しました。この頃、大元は定安国の第3代国王に即位し、国号を「後渤海国」と改称しました。この国号の変更は、定安国と後渤海国の統合を意味するとも解釈されています。

991年には、大元自身も宋に朝貢を行っています。しかし、その後の後渤海は、契丹（遼）の圧迫にさらされることになります。

滅亡

1003年、定安国は契丹（遼）の攻撃によって滅亡しました。その後、後渤海も1018年に契丹（遼）の攻撃を受け、滅亡に至りました。短い期間ではありましたが、東アジアの歴史にその名を刻んでいます。

滅亡後

1029年には、渤海の遺民によって東京遼陽府に興遼が建国されました。これは、後渤海の滅亡後も、渤海の復興を目指す動きがあったことを示しています。

関連事項

渤海 (国))
後渤海（復興渤海）'>後渤海（復興渤海）
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遼'>興遼

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