湯之谷温泉郷

湯之谷温泉郷：自然と湯けむりに包まれる癒やしの郷

湯之谷温泉郷は、新潟県魚沼市、かつての湯之谷村に位置する温泉の総称です。小出地区から奥只見へと続く谷沿いに、個性豊かな温泉地が点在しています。越後駒ヶ岳の雄大な姿を間近に望むことができ、四季折々の美しい自然の中で、温泉を満喫できます。

各温泉地の魅力

薬師温泉: 単純温泉で、日帰り入浴施設『ゆ〜パーク薬師』があり、気軽に温泉を楽しめます。併設の薬師スキー場では、冬にはスキーも楽しめます。

芋川温泉: 単純温泉で、現在は湯之谷けんぽセンターが営業しています。日帰り温泉施設として利用できます。

折立温泉: 佐梨川沿いに位置し、奥只見シルバーラインの入口にあたる温泉地です。豊かな自然に囲まれた温泉で、心身をリフレッシュできます。

大湯温泉: 湯之谷温泉郷の中で最も賑やかな温泉地です。昭和の雰囲気が残る温泉街には、旅館やホテルが立ち並びます。大湯温泉スキー場や大湯公園などのレジャー施設も充実しています。

栃尾又温泉: 日本有数のラジウム含有量を誇る単純放射能泉です。古くから「子宝の湯」として知られ、湯治場として親しまれてきました。「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」の3つの浴場があり、低温長時間浴が特徴です。湯に浸かりながら本を読むという独特の習慣も残っています。

駒の湯温泉: 佐梨川上流の渓谷沿いに位置する、日本秘湯を守る会会員の宿『駒の湯山荘』があります。源泉かけ流しの湯を、豊かな自然の中で堪能できます。

湯之谷温泉郷の歴史

大湯温泉は、718年に行基によって開湯されたという伝説があります。戦国時代には直江兼続をはじめとする多くの武将が利用したと伝えられています。江戸時代には上田銀山の宿場町として栄え、明治時代以降は湯治場として発展しました。

栃尾又温泉も、大湯温泉と同じく行基による開湯伝説があります。江戸時代から湯治場として利用され、多くの人々に親しまれてきました。

アクセス

公共交通機関を利用する場合は、JR小出駅から南越後観光バスの路線バスで、折立・大湯・栃尾又温泉方面へ向かいます。夏季には浦佐駅からのバスも運行されます。

車の場合は、関越自動車道魚沼ICから国道352号または新潟県道50号小出奥只見線を経由します。

湯之谷温泉郷で、心と体を癒す旅を

湯之谷温泉郷は、豊かな自然と歴史、そして個性豊かな温泉が魅力の温泉地です。日常の喧騒から離れ、湯けむりに包まれながら、心と体を癒やしてみてはいかがでしょうか。

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