滋賀県道11号守山栗東線

滋賀県道11号守山栗東線

滋賀県道11号守山栗東線（しがけんどう11ごう もりやまりっとうせん）は、滋賀県守山市を起点とし、南へ向かって栗東市に至る主要地方道です。その全長は約8.1キロメートルに及び、琵琶湖東岸地域における交通の要衝として機能しています。

概要

この県道は、守山市洲本町にある国道477号との交差点を起点とし、JR守山駅の東側を通過して南下します。栗東市内では一時的に国道8号と重複経路を取りながら進み、最終的に栗東市林にある国道1号の林西交差点で終点となります。都市部や幹線道路を結ぶルートとして、通勤・通学や地域住民の生活を支える基盤となっています。

特筆すべき点として、本路線は琵琶湖を横断する主要ルートである琵琶湖大橋への重要なアクセス道路としての側面も持ちます。県道11号線区間自体は「琵琶湖大橋取り付け道路」として無料で通行可能ですが、起点で接続する国道477号の真野インターチェンジまでの区間と一体となり、「琵琶湖大橋有料道路」、通称「レインボーロード」の一部を構成しています。

路線データ

起点: 守山市洲本町（国道477号、滋賀県道26号大津守山近江八幡線と接続）
終点: 栗東市林（林西交差点、国道1号と接続）
総延長: 8.1 km
指定: 主要地方道

歴史

現在の主要地方道としての指定は、1993年（平成5年）5月11日に建設省（現在の国土交通省）によって行われました。これにより、地域における重要性が改めて位置づけられています。

路線状況

路線の一部区間では、他の道路と重複しています。

滋賀県道157号高野守山線: 栗東市出庭から栗東市辻の辻交差点までの区間。
国道8号: 栗東市辻の辻交差点から栗東市出庭の野洲川大橋南詰交差点までの区間。

地理

本路線は、主に守山市と栗東市を通過しますが、その経路の特性から、ごく一部で野洲市の領域を通過する箇所も存在します。

交差する主な道路

路線の起点から終点にかけて、様々な主要道路や県道と接続しています。

国道477号（レインボーロード）・滋賀県道26号大津守山近江八幡線（浜街道）（守山市洲本町・洲本町交差点、起点）
滋賀県道48号近江八幡守山線（守山市荒見町・荒見町交差点）
滋賀県道42号草津守山線（湖南街道）（守山市播磨田町・播磨田町北交差点）
滋賀県道2号大津能登川長浜線（新中山道）（守山市播磨田町 / 野洲市野洲・八代交差点）
滋賀県道504号小島野洲線（野洲市野洲・八代南交差点）
滋賀県道147号赤野井守山線（守山市吉身）
滋賀県道151号守山中主線（守山市吉身）
滋賀県道157号高野守山線（栗東市出庭）
国道8号・滋賀県道157号高野守山線（栗東市辻・辻交差点）
国道8号（栗東市出庭・野洲川大橋南詰交差点）
国道1号（栗東市林・林西交差点、終点）

沿線施設

本路線の沿線には、地域の生活や活動に関わる様々な施設が見られます。

守山北公民館
守山市立守山北中学校
フレンドマート 河西店
アヤハディオ 守山店（ホームセンター）
鳩の森公園
アル・プラザ守山
野洲自動車教習所
守山市立吉身小学校
栗東市立パターゴルフ場
パナソニック電工

これらの施設は、県道11号線が単なる通過交通路としてだけでなく、沿線地域の生活を支える役割も担っていることを示しています。

関連項目

滋賀県の県道一覧

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