滝川駅

滝川駅（たきかわえき）

滝川駅は、北海道滝川市栄町に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）と日本貨物鉄道（JR貨物）の駅です。函館本線と根室本線の2路線が乗り入れており、滝川市における鉄道交通の要衝となっています。

概要

滝川駅は、函館本線を所属線とし、根室本線を加えた2路線が利用可能です。臨時列車を含むすべての列車が停車し、地域輸送の重要な役割を担っています。JR貨物も両路線で貨物営業を行っています。

721系、731系、733系、735系といった近郊形電車の定期運用の北限駅であり、函館本線におけるJR北海道本社直轄エリアの最北端に位置します。

歴史

滝川駅は、1898年（明治31年）7月16日に北海道官設鉄道上川線の駅として開業しました。以下に主な歴史をまとめます。

1897年（明治30年）6月：臨時北海道鉄道敷設部が滝川仮工場を設置。
1898年（明治31年）5月10日：滝川機関庫設置。
1898年（明治31年）7月16日：北海道炭礦鉄道空知線に接続し、北海道官設鉄道上川線の駅として開業。同時に空知太駅が廃止。
1905年（明治38年）4月1日：官設鉄道（国有鉄道）に移管。
1913年（大正2年）11月10日：下富良野線（現在の根室本線）が開通。駅舎拡張。
1925年（大正14年）11月1日：駅舎改築。
1962年（昭和37年）12月：現在の駅舎に改築。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道・JR貨物の駅となる。
1999年（平成11年）12月1日：自動改札機導入（JR北海道の札幌圏以外では初）。
2011年（平成23年）12月8日：バリアフリー化完成。
2024年（令和6年）3月16日：函館本線でICカード「Kitaca」の利用が可能となる。

駅構造

滝川駅は、単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを持つ地上駅です。駅舎は構内東側に位置し、ホーム間の移動は跨線橋を利用します。

直営駅で、みどりの窓口、話せる券売機、自動改札機が設置されています。Kitacaは函館本線のみ利用可能で、根室本線では利用できません。バリアフリー化されており、エレベーターや車いす対応トイレが整備されています。

のりば

駅舎側から1、4、5、6、7番線となっており、2番線と3番線はホームのない中線で、主に貨物列車が使用します。5番線と6番線は主に通過列車や特急列車が使用されます。

貨物駅

JR貨物の駅は旅客駅の南側に位置し、1面1線のコンテナホームがあります。コンテナ貨物を取り扱い、12ftコンテナのみに対応しています。かつては北海道電力滝川発電所への専用線があり、石炭輸送が行われていました。

1日1往復の札幌貨物ターミナル駅と北旭川駅を結ぶ高速貨物列車が停車します。

利用状況

旅客輸送は、近年の利用者数は減少傾向にあります。貨物輸送も同様に、輸送量の変動が見られます。

駅周辺

滝川駅は滝川市の中心部に位置し、周辺には商店街や飲食店が建ち並んでいます。近年は郊外に大型商業施設が増加し、駅周辺の賑わいはやや減少しています。

滝川市役所
滝川市立病院
滝川警察署
滝川郵便局
北洋銀行滝川支店
北海道銀行滝川支店
松尾ジンギスカン
Aiba滝川(J-PLACE滝川)

バス路線

駅前にはバス乗り場があり、北海道中央バス、空知中央バス、石狩市（浜益滝川間乗合自動車）、浦臼町営バス、誠和運輸などのバスが乗り入れています。

2018年4月1日より、駅舎正面のロータリー内に路線バスのりば・おりばが設けられ、駅前広場が整備されました。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線
■普通：砂川駅 (A20) - 滝川駅 (A21) - 江部乙駅 (A22)
■根室本線
滝川駅 (A21) - 東滝川駅 (T22)

脚注

詳細は、以下の情報源を参照してください。

JR北海道公式サイト
* 滝川市統計書

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