灰方駅

灰方駅（はいかたえき）は、かつて新潟県燕市灰方に存在した新潟交通電車線の駅です。駅名である「灰方」の読み方は「はいかた」ですが、所在地である「灰方」は「はいがた」と読むのが正しいです。

駅構造
開業当初は相対式ホームが1面のみのシンプルな構造でしたが、後に燕駅方面へ向かう列車との交換設備が設けられ、相対式ホーム2面2線の駅となりました。駅舎からホームまではやや距離がありました。また、貨物輸送のための側線も設けられており、農業倉庫や日本通運系の通運事業者倉庫、保線班の詰所などが併設されていました。

駅周辺
駅周辺は住宅地が広がっており、医院なども点在していました。駅前には商店もいくつか存在し、地域住民の生活を支えていました。近隣には以下の施設がありました。

新潟県立燕高等学校（現在の新潟県立燕中等教育学校）
新潟県道44号新潟燕線
新潟県道127号新津茨曽根燕線

歴史
灰方駅は、1933年（昭和8年）8月15日に新潟電鉄の駅として開業しました。その後、1943年（昭和18年）12月31日に新潟交通が発足したことに伴い、同社の駅となりました。1948年（昭和23年）8月1日には交換設備が設けられ、列車の行き違いが可能になりました。1965年（昭和40年）7月1日には駅業務が請負化されましたが、1993年（平成5年）8月1日に電車線月潟駅 - 燕駅間が廃線となったため、灰方駅も廃駅となりました。

駅跡
灰方駅の跡地については、現在の状況は詳細には分かっていません。

隣の駅
新潟交通
電車線
小中川駅 - 灰方駅 - 燕駅

関連項目
* 廃駅

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