熊木令次

熊木令次（くまき れいじ）は、1922年8月22日に生まれ、2015年7月22日に逝去した日本の地方公務員、政治家です。東京都東村山市長を4期務め、東村山市の発展に大きく貢献しました。

生い立ちと初期のキャリア

熊木令次は、東京府北多摩郡東村山村（現在の東京都東村山市）で生まれました。旧制東亜商業学校（現在の東亜学園高等学校）を卒業後、脇田簿記学校で学びました。戦後、東村山町役場に入庁し、地方公務員としてのキャリアをスタートさせました。

役場では、収入役、総務課長、助役といった要職を歴任し、その手腕を発揮しました。1964年には、東村山町が市制を施行し東村山市となった際、初代市長である小山林平を助役として支え、市政運営に貢献しました。

東村山市長としての活躍

1967年、熊木令次は東村山市長選挙で初当選を果たし、以後4期にわたり市長を務めました。市長として、都立高校の設置、保健所や税務署の誘致、水道事業の都への一元化など、都市基盤の整備に力を注ぎました。また、市民の生活環境の向上、福祉の充実、健康増進、教育文化の向上にも積極的に取り組みました。

熊木令次のリーダーシップのもと、東村山市は目覚ましい発展を遂げ、市民からの信頼も厚く、その功績は高く評価されています。

その他の活動

東村山市長としての職務の傍ら、熊木令次は東京都市長会会長、全国市長会理事、関東支部役員などの要職も歴任し、地方自治の発展にも貢献しました。幅広い分野で活躍し、その実績は多方面から認められています。

1983年、4期16年務めた東村山市長を退任しました。

参考文献

『日本の歴代市長 第一巻』歴代知事編纂会、1983年。
『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。

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