熊本県民テレビ

株式会社熊本県民テレビの概要

株式会社熊本県民テレビ（略称：KKT）は、熊本県全域を放送対象とする日本の地上基幹放送事業者です。1969年に開局した福岡放送に次いで、九州地方の日本テレビ系列のフルネット局として、1982年に開局しました。コールサインはJOQI-DTVで、通称「熊本県民テレビ」と呼ばれています。

開局と歴史

KKTは、熊本県内では熊本放送（RKKテレビ）やテレビ熊本（TKU）に次ぐ、民間放送局としての位置づけを持っています。日本テレビ系列の開局局としては最後の昭和年代の開局局です。開局時には、テレビ熊本からNNN加盟を引き継ぎ、多くの番組を引き継ぎました。当初はフルネット局としてスタートしましたが、当時は熊本朝日放送（KAB）が未開局だったため、テレビ朝日系列の番組も一部放送されていました。

KKTのマスコットキャラクターとして「ケイティ」が採用されており、キャッチコピーも「イケイケイケイティー！」という親しみやすいもので、地元に愛されています。

受賞歴と視聴率

KKTは、特に視聴率において顕著な成果を上げています。2021年の年間視聴率では、個人全体視聴率と世帯視聴率の両方で三冠を達成し、12年連続の成果となりました。2022年も同様に両視聴率で三冠となり、世帯視聴率は15年連続を誇ります。2023年も、年間及び年度視聴率で三冠となっています。これらの成果はKKTが地域密着型の放送を行っていることを示す指標となっており、多くの視聴者に支持されています。

施設と支社

KKTの本社は、熊本市中央区大江に位置しています。開局当初は世安町にあったが、2017年に新しい社屋へ移転しました。新社屋は鉄筋コンクリート製で、延べ床面積は5,795平方メートル。この移転は開局35周年を記念するもので、新たなスタートを切る場でもありました。また、東京、大阪、福岡の各支社も運営しており、広域なネットワークを構築しています。

放送ネットワークの変遷

KKTは1982年に日本テレビ系列局として放送を開始しました。その際、熊本放送（RKK）やテレビ熊本（TKU）から多くの番組を引き継ぎ、地域の情報やエンターテイメントを提供する役割を果たしています。

主要番組と企画

KKTでは、ニュース番組や情報番組のほか、地域密着型の番組が多数用意されています。「KKTニュース」や「news every.くまもと」などの自社制作番組に加え、日本テレビ系列の人気番組も多く放送されています。特に、地域の特性を活かしたコンテンツ制作に注力し、視聴者のニーズに応える努力を続けています。

未来に向けて

KKTは、地元熊本の魅力を伝え続け、地域の発展に貢献することを目指しています。視聴者との接点を増やし、より多くの人々に選ばれる放送局として、地道な努力を重ねていくでしょう。

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