熊本県道14号八代鏡宇土線

熊本県道14号八代鏡宇土線について

熊本県道14号八代鏡宇土線は、熊本県八代市を起点とし、八代郡氷川町、宇城市を経由して宇土市に至る、全長約23kmの主要地方道です。

概要

この県道は、八代市旭中央通から宇土市新松原町を結び、地域住民にとって重要な生活道路となっています。

地元では、八代市から宇城市松橋町にかけての区間は、通称「鏡線」と呼ばれており、これはかつてこの地域が「鏡」と呼ばれていたことに由来します。一方、宇城市松橋町から宇土市にかけての区間は、以前国道3号と重複していたことから、「旧3号線」として知られています。

この県道は国道3号とほぼ並行して走っていますが、古い住宅地の中を通るため、朝夕の通勤時間帯には各所で交通渋滞が発生することがあります。

路線データ

起点：八代市旭中央通（旭中央通り交差点、国道3号交点）
終点：宇土市新松原町（国道3号・国道57号交点）
総延長：23.0 km

歴史

1982年（昭和57年）4月1日：建設省（現国土交通省）が主要地方道に指定。
1982年（昭和57年）10月1日：熊本県が路線認定。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道八代鏡宇土線が主要地方道として再指定。

道路状況

この県道は、地域住民の生活道路として重要な役割を担っていますが、古い住宅街を抜けるため道幅が狭く、見通しの悪い箇所も存在します。そのため、走行には注意が必要です。

道路施設

この県道には、以下の橋梁が含まれています。

新大村橋（水無川、八代市）
海士江新橋（八代幹線用水路、八代市）
古閑出橋（古閑出川、八代市）
東出橋（夜狩川、八代市）
第一東牟田橋（山王川、八代市）
第2太牟田橋（犬鞘川、八代市）
鮟鱇橋（鮟鱇川、八代市）
新川橋（新川、八代市）
新鏡川橋（鏡川、八代市）
新道橋（園田川、八代市）
浜牟田橋（氷川、八代市 - 八代郡氷川町）
八間川橋（八間川、八代郡氷川町）
砂川橋（砂川・八枚戸川、宇城市）
五丁橋（五丁川、宇城市）
鎗ノ柄橋（大野川、宇城市）

これらの橋は、地域を流れる河川や水路を横断する上で、重要な役割を果たしています。

地理

この県道が通過する自治体は以下の通りです。

八代市
八代郡氷川町
宇城市
宇土市

この道路は、これらの自治体間の交通を円滑にするために不可欠です。

交差する道路と鉄道

この県道は、他の県道や国道、市町村道と交差しています。また、九州新幹線と鹿児島本線も交差しています。

沿線施設

沿線には、以下の教育施設があります。

八代市立千丁中学校
氷川町立竜北西部小学校
熊本県立松橋支援学校
* 宇城市立豊川小学校

これらの学校は、地域住民の教育を支える重要な施設です。

まとめ

熊本県道14号八代鏡宇土線は、八代市から宇土市を結ぶ主要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支える上で重要な役割を担っています。交通渋滞などの課題はあるものの、この道路は地域の発展に不可欠な存在と言えるでしょう。

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