熊谷組ブルーインズ

熊谷組ブルーインズは、かつてバスケットボール日本リーグに所属していた社会人バスケットボールチームです。運営母体は総合建設業の熊谷組でした。

歴史

ブルーインズは1952年に創部されました。1968年の第1回全日本実業団競技大会で優勝し、翌1969年に日本リーグへ昇格を果たします。1990年代には黄金期を迎え、日本リーグで2度の優勝を飾るなど、一時代を築き上げました。しかし、1994年に惜しまれつつも休部となりました。

休部後、ブルーインズのコーチおよび一部の選手は大和証券ホットブリザーズ（現・新潟アルビレックスBB）へ移籍しました。この移籍が、後の新潟アルビレックスBBの躍進、そしてbjリーグ設立へと繋がっていきます。

過去の成績

旧JBL（日本バスケットボールリーグ）での成績は以下の通りです。

日本リーグ1部 優勝2回（1990, 1992）
オールジャパン優勝1回（1992）

※日本リーグ1部の第22回（1988年）から第27回（1993年）まではC（クーガー）、T（タイガー）のディビジョン制が導入されていました。

主な歴代所属選手

数々の名選手がブルーインズに所属していました。

倉石平
後藤敏博
斎藤一人
鈴木克彦
高橋孝太
外山英明
廣瀬昌也
本間大輔
三木力雄
祐木毅
渡辺信宏
渡邊英幸（プロバスケットボール選手、渡邊雄太の父）
ジョン・ドノバン（女子プロバスケットボール選手、アン・ドノバンの兄）

関連項目

熊谷組野球部：ブルーインズと同じ1994年に休部しています。
* bjリーグ：2004年に設立が発表された新潟アルビレックスBBとさいたまブロンコスの当時のヘッドコーチが、ともに熊谷組ブルーインズのOBでした（新潟：廣瀬昌也、さいたま：三木力雄）。このことからも、ブルーインズが日本のバスケットボール界に与えた影響の大きさが伺えます。

熊谷組ブルーインズは、短い活動期間でありながらも、その輝かしい成績と、後のバスケットボール界を担う人材を輩出したことで、日本のバスケットボール史に名を刻む名門チームとして記憶されています。

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