熊野新聞

熊野新聞（くまのしんぶん）について

熊野新聞は、和歌山県と三重県の南部地域、特に紀勢地域を中心に発行されている地域新聞です。この新聞は、地域住民の生活や文化を支える重要なメディアとして機能しており、その歴史は1979年に遡ります。現在は日本新聞協会と日本地域紙協議会に加盟して、信頼性の高い情報源を提供しています。

歴史

熊野新聞の前身である南紀州新聞は、1979年に設立されました。当初は日刊紙「南紀州新聞」として発行され、その後1984年には三重県熊野地区と和歌山県新宮市向けの「フリーペーパー日刊熊野新聞」を創刊しました。このように、地元に密着した報道を続けてきた歴史があります。

2000年には新宮市に新たな本社ビルが完成し、串本町には支局を開設。同年、全国ニュースの配信を行うために共同通信社との提携を開始しました。この提携により、地域のニュースだけでなく、全国レベルの情報も読者に届けることが可能になりました。2007年には日本新聞協会に加盟し、更なる信頼性を確保しました。

その後、発行体制の充実を図る中で、2008年には14ページ構成の発行を開始し、2009年には祝日での発行をスタートしました。2010年には社名を南紀州新聞社から熊野新聞社に変更し、日刊紙の名称も「南紀州新聞」から「熊野新聞」に改められました。

発行内容

熊野新聞は、主にブランケット判で毎日発行され、ページ数は14から16ページに及びます。月極めの購読料は2,400円、1部あたりの価格は130円です。新聞は月曜と祝日の翌日が休刊日ですが、最近では祝日も発行されています。

また、関連情報を掲載する「ヤタガラス」というタブロイド判の新聞も発行しており、4から12ページで構成されています。こちらは無料で提供され、週5回発行されています。主に一般紙の朝刊に折り込む形で配布されており、最初の一部無償で手に入れることができます。

配布エリア

熊野新聞の配布対象エリアには、新宮市、田辺市（旧本宮町地域）、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町が含まれます。一方、「ヤタガラス」は新宮市、熊野市、北山村、御浜町、紀宝町で配布されています。

関連項目

熊野新聞は、同地域におけるもう一つの新聞、紀南新聞とも関連があります。地域に根ざした多様な情報を発信することで、地域の発展にも寄与しています。

結論

熊野新聞は、地元の文化や出来事を多角的に報道し、地域感情を大切にしながら、住民に対するサービスの向上に努めています。今後も地域における重要な情報源として、ますますの発展が期待されます。

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