燕市循環バス

燕市循環バス：地域を繋ぐコミュニティバスの詳細

燕市循環バスは、新潟県燕市が地域住民の移動手段として運行するコミュニティバスです。この記事では、燕市内を巡回する「スワロー号」、弥彦村との広域を繋ぐ「やひこ号」、予約制乗合ワゴン車「おでかけきららん号」の3つの形態について、詳細な情報をお届けします。

燕市循環バス「スワロー号」

「スワロー号」は、燕市内を広範囲に巡回する路線です。旧分水町域から旧吉田町域、旧燕市域といった現市域を網羅し、住民の生活を支える重要な役割を担っています。主要な停留所は以下の通りです。

長辰・てまりの湯
分水駅
燕市役所
吉田産業会館
吉田駅
燕駅
燕労災病院
燕三条駅

弥彦・燕広域循環バス「やひこ号」

「やひこ号」は、燕市と弥彦村を結ぶ路線です。道の駅国上周辺と弥彦村域、旧吉田町域を結び、特に公共交通機関が少ない弥彦村麓エリアの住民にとって不可欠な移動手段となっています。フリー乗降区間が設けられているのも特徴です。主要な停留所は以下の通りです。

てまりの湯
麓
弥彦駅
弥彦村役場
吉田産業会館
吉田駅
ビジョンよしだ

予約制乗合ワゴン車「おでかけきららん号」

「おでかけきららん号」は、予約制のワゴン車で、燕地区・横田地区を「東エリア」、吉田地区・分水地区・弥彦村を「西エリア」として、それぞれのエリア内で運行されています。乗り継ぎ地点でのエリア間移動や、一部エリアを越えた移動も可能です。定員10名のワゴン車で運行され、利用料金は中学生以上300円、小学生100円、未就学児は無料です。乗り継ぎには別途料金が発生します。月曜から金曜（祝日・年末年始を除く）の7時便～12時便、14時便～17時便が1時間刻みで運行されています。

運行情報

運行事業者: 越佐観光バス
運行日: 月～金曜日（祝日（振替含）・年末年始（12/29～1/3）は運休）
運賃: 100円均一（先払い）、小学生以下は無料

沿革

2006年の合併による燕市誕生後、各地区で「福祉巡回バス」が運行されていましたが、2007年からは地区をまたぐ「燕市循環バス」が運行を開始しました。利用状況の変化に伴い、2013年4月には巡回バスが廃止され、「おでかけきららん号」が運行を開始。同年5月には燕市役所新庁舎開庁に合わせて循環バスの路線が変更され、燕三条駅までの延伸や停留所の新設が行われました。2015年4月には弥彦村内の巡回バスが廃止され、代わりに「やひこ号」が運行を開始し、利便性の向上により利用者が増加しました。

過去の運行形態（2008年4月1日改正時点）

燕地区巡回バス

中央コース: 燕市役所燕庁舎 - 老人福祉センター - 仲町 - 燕労災病院 - 井戸巻 - 老人福祉センター - 桜町集落センター - 燕市役所燕庁舎
北1コース: 燕市役所燕庁舎 - 老人福祉センター - 燕労災病院 - 旧灰方駅 - 長所集会所 - 燕市役所燕庁舎
北2コース: 燕市役所燕庁舎 - 老人福祉センター - 燕労災病院 - 次新集落開発センター - 小中川公民館 - 燕市役所燕庁舎
南コース: 燕市役所燕庁舎 - 老人福祉センター - 杉柳 - 横田下口 - 道金 - 八王子橋西詰 - 総合文化センター - 燕市役所燕庁舎

吉田地区巡回バス

北部コース（よしだなかよし号）: 燕市役所吉田庁舎 - 吉田駅 - ビジョンよしだ - 雀森 - 西槇公会堂
南部コース（花と虹の青空号）: ビジョンよしだ - 吉田駅 - 南吉田駅 - 高木ふれあいセンター - 粟生津駅 - 田中

分水地区巡回バス

北部コース: てまりの湯 - 分水保健福祉センター - 分水駅 - 渡部 - てまりの湯 - 下佐善
南部コース: 分水駅 - 公園入口 - 笹曲 - 横田下口

まとめ

燕市循環バスは、地域住民の生活に密着した公共交通機関として、重要な役割を果たしています。利用者のニーズに合わせて路線や運行形態が変化してきた背景を知ることで、より深く理解し、活用することができるでしょう。

関連情報
公共交通 - 燕市
燕・弥彦地域公共交通会議 - 燕市

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