粟生津駅

粟生津駅（あおうづえき）は、新潟県燕市下粟生津に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）越後線の駅です。地域の足として、日々の生活を支えています。

歴史

粟生津駅は、1914年（大正3年）に越後鉄道の停留場として、西吉田駅と地蔵堂駅の間に新設されました。その後、1916年（大正5年）に停車場（駅）へと昇格し、貨物の取り扱いも開始されました。1927年（昭和2年）には、越後鉄道が国有化され、国鉄越後線の一部となりました。

1970年（昭和45年）には貨物取り扱いが廃止され、同年11月には新しい駅舎の使用が開始されました。1982年（昭和57年）には荷物扱いも廃止となり、CTC（列車集中制御装置）の導入に伴い、無人駅となりました。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となっています。時期は不明ですが、その後、簡易委託も解除され、完全な無人駅となりました。

駅構造

現在、粟生津駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては島式ホーム1面2線がありましたが、交換設備は撤去されています（撤去時期は不明ですが、1981年の時点ですでに撤去されていました）。燕三条駅が管理する無人駅で、駅舎内は待合室として機能しており、ベンチとトイレが設置されています。駅舎の横には公衆電話も設置されています。

以前は有人駅として営業しており、簡易委託駅として切符などが販売されていましたが、無人駅化後は出札窓口が封鎖され、現在は掲示スペースとして利用されています。駅構内にはボタン式の簡易型自動券売機が設置されていましたが、2016年1月26日をもって撤去され、代わりに乗車駅証明書発行機が設置されました。

駅周辺

粟生津駅の周辺には、以下の施設があります。

燕市立粟生津小学校
粟生津公民館・粟生津体育文化センター
北越工業　新潟本社・工場
オリロー　新潟工場
セブンイレブン　下越吉田粟生津店
国道116号
燕市長善館史料館

バス

当駅を発着する一般路線バスは運行されていませんが、燕市が運行するコミュニティバス「燕市循環バス」（スワロー号）が、2016年1月改正時点で平日5往復運行されています。「粟生津駅」バス停から利用できます。

長辰
* 燕三条駅

※休日・年末年始は全便運休

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■越後線

分水駅 - 粟生津駅 - 南吉田駅

粟生津駅は、地域の皆様にとって大切な交通拠点です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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