爆笑!!ドットスタジオ

『爆笑!!ドットスタジオ』

『爆笑!!ドットスタジオ』は、1982年10月11日から1983年6月27日まで、テレビ朝日系列で放送されていたバラエティ番組です。制作はテレビ朝日とオフィス・トゥー・ワンの共同で行われ、放送は毎週月曜日の20:00から20:54の枠で行われました。この番組は、広がりを見せた笑いの文化を取り入れ、新しいスタイルのバラエティとして登場しました。

番組の概要

この番組は1982年9月に終了した『ゴールデンワイド劇場』の後を受けて始まり、久しぶりのバラエティ番組として期待されました。内容は主にパロディコントに焦点を当て、さまざまなジャンルの人気番組や文化をユーモアを交えて風刺していました。しかし、放送開始から約半年後の1983年春には、出演者と番組内容が大きく変更されるリニューアルが行われました。結局、そうした変更にもかかわらず、番組は全9か月で放送を終えることになりました。

出演者と構成

第1期の主要出演者

• - ハナ肇
• - おぼん・こぼん
• - 西川峰子（後の仁支川峰子）
• - せんだみつお
• - 轟二郎
• - 高見山（カレオ）
• - アゴ&キンゾー
• - 小柳トム（後のBro.TOM）
• - 所ジョージ
• - とんねるず
• - ほかにも多彩な顔ぶれ

第2期の主要出演者

• - 東八郎
• - 山本リンダ
• - とんねるず
• - ガッツ石松
• - おぼん・こぼん
• - 古舘伊知郎
• - 所ジョージ
• - 迫文代

主なコーナー

番組には多様なコーナーが設けられており、特に人気のあったものをいくつか紹介します。

• - ちょっと時代劇：さまざまな時代劇のパロディを展開するコント。
• - 極道テレビ花田組：ヤクザの花田組が特定のテレビ番組を風刺するコーナーで、梅宮辰夫のナレーションが印象的でした。ここではブラック・ユーモアも交えた斬新な演出が評判を集めました。
• - くすぐりプロレス：くすぐりをテーマにしたプロレスのパロディで、多くの所の出演者がレスラーとして登場しました。
• - さかさベストテン：オリコンチャートを逆の形で紹介するコーナーで、サプライズ要素が盛り込まれました。
• - 伊知郎の夢中中継：古舘伊知郎が過激な実況スタイルで日常の出来事を解説するユニークなコーナーでした。
• - 葛飾亀有三丁目交番：イッセー尾形が屋外ロケのコントを行い、特にそのキャラクターが人気を博しました。

これらのコーナーは番組の人気の一因となり、それぞれが独自のスタイルで視聴者を楽しませました。

スタッフ

スタッフには、構成や演出を担ったプロフェッショナルが揃っており、特に技術面や演出において高いレベルを保っていました。音楽や美術のセクションも、視覚的・聴覚的に優れた作品を作り出していました。

おわりに

『爆笑!!ドットスタジオ』は、バラエティ番組に新しい風を吹き込む存在として、多くの視聴者に愛されました。パロディやコントの斬新なアプローチは、今もなお多くの人々の記憶に残っています。番組の全盛期を過ごした時代の日本のバラエティ文化について考えると、この番組の影響力は計り知れません。

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