片桐夏海

片桐夏海

片桐夏海（かたぎり なつみ、1988年7月6日 - ）は、山形県出身の日本の柔道家です。63kg級の選手として知られ、身長は166cm。右組みを主体とし、得意技は内股です。

経歴

6歳で柔道を始め、霞城スポーツ少年団で基礎を築きました。その後、山形大学附属中学、山形中央高校を経て、2007年に環太平洋大学へ進学し、新設された柔道部の一期生として活動を開始。

大学3年時には、都道府県対抗全日本女子柔道大会に岡山県チームの一員として出場し、チームの優勝に貢献しました。学生体重別選手権では、決勝で仙台大学の田中美衣に敗れましたが、2位入賞を果たしました。4年時の学生体重別選手権でも決勝に進出し、同じ大学の1年生である安松春香に敗れています。また、体重別団体戦では優勝を経験しています。

2011年には久慈東高校の教員となりますが、数ヶ月で退職し、コマツに所属。実業個人選手権では決勝で淑徳柔道クラブの見沼麻衣子に敗れました。2012年の講道館杯では、決勝で三井住友海上の阿部香菜に敗れて2位。グランドスラム・東京では準々決勝でブラジルのラファエラ・シルバに敗れ、5位に終わりました。2013年のヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは、3回戦でスロベニアのティナ・トルステニャクを横四方固で破るも、その後敗れて5位。同年の講道館杯では、決勝で桐蔭学園高校1年の嶺井美穂と対戦し、有効2つを先取される苦しい展開から小内刈で逆転勝ちを収め、優勝を果たしました。

2014年の講道館杯では準決勝で嶺井に大外刈で敗れるなどして5位。実業個人選手権では、この年から2年連続で3位入賞を果たしました。2015年には、岡山県にあるオージー技研の柔道部監督に就任しています。

2022年現在は、母校である環太平洋大学女子柔道部のコーチとして、部員の指導にあたっています。

主な戦績

2009年 - 都道府県対抗全日本女子柔道大会 優勝
2009年 - 学生体重別 2位
2010年 - 学生体重別 2位
2010年 - 体重別団体 優勝
2011年 - 実業個人選手権 2位
2012年 - 実業個人選手権 3位
2012年 - 講道館杯 2位
2012年 - グランドスラム・東京 5位
2013年 - ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 5位
2013年 - 講道館杯 優勝
2014年 - 実業個人選手権 3位
2014年 - 講道館杯 5位
2015年 - 実業個人選手権 3位

(出典: JudoInside.com)

外部リンク

片桐夏海 - JudoInside.com (英語)
片桐夏海 - 国際柔道連盟 (英語)
スポーツ食育インタビュー Vol.25 前編 「コマツ女子柔道部 片桐 夏海選手

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