片桐正雪

地方[[競馬]]を駆け抜けた名手：片桐正雪の軌跡

片桐正雪氏は、1969年11月7日生まれの元地方[[競馬]]騎手です。勝負服は胴青・桃右襷、袖桃・青一本輪という鮮やかなデザインが特徴でした。

1987年9月29日、地方[[競馬]]騎手免許を取得し、福山[[競馬場]]・那俄性一人厩舎から華々しいデビューを飾ります。初騎乗は同年10月10日、初勝利はそれからわずか2日後の10月12日と、早くからその才能の片鱗を覗かせました。

その後も活躍は続き、1989年には全日本新人王争覇戦に出場。2002年には地方[[競馬]]通算1000勝の大台を突破し、同年の福山リーディングを獲得するなど、第一線で活躍を続けました。さらに、2003年には全日本リーディングジョッキーズシリーズにも出場するなど、高いレベルで競い合いました。

2004年9月には、師事していた那俄性一人調教師の勇退に伴い、胡本友晴厩舎へ所属変更。新たな環境下でも、片桐氏の活躍は衰えることはありませんでした。2009年1月18日には、地方[[競馬]]通算1500勝という金字塔を達成。12064戦目での達成は、その地道な努力と弛まぬ情熱を物語っています。

しかし、2012年9月、病気療養のため騎乗を休止。その後、福山[[競馬場]]の廃止に伴い、2013年4月1日付けで高知競馬場へ移籍しました。残念ながら高知競馬場では騎乗機会に恵まれることなく、本人の申し出により、2015年9月1日付けで引退することとなりました。

地方[[競馬]]での通算成績は、13593戦1600勝、2着1703回、3着1653回という輝かしいものでした。勝率11.8%、連対率24.3%という数字は、その卓越した騎乗技術の高さを示しています。

片桐正雪氏は、数々の名馬にも騎乗しました。
主な騎乗馬には、スーパークルーザー（1990年福山桜花賞）、ブラウンバツト（1991年福山桜花賞）、ナジロジヨージ（1992年新春賞）、イムラッドホマレ（1994年福山大賞典）、アサリュウキング（1994年キングカップ、1998年新春賞）、スマノカルダン（1995年福山ダービー）、スズナリキン（1995年金杯）、ブラウンソプラノ（1997年金杯）、マツノキングオー（2001年新春賞）、ホマレスターライツ（2001年ローゼンホーマ記念）、ルパンユイナ（2002年クイーンカップ）、ラピッドリーラン（2003年園田・福山交流特別、2004年新春賞、2005年・2006年金杯、2005年福山菊花賞）、スイグン（2003年鞆の浦賞、全日本アラブグランプリ、2004年・2005年タマツバキ記念、2004年西日本アラブ大賞典、セイユウ記念、2005年ローゼンホーマ記念、福山桜花賞）、ホーエイスナイパー（2005年新春賞）など、数々の重賞競走で好成績を収めた馬が含まれています。これらの馬とのコンビネーションは、多くの競馬ファンに感動を与え、記憶に残るものとなりました。

片桐正雪氏の地方[[競馬]]における功績は、長く語り継がれることでしょう。その活躍は、後進の騎手たちにとって、大きな刺激と目標となるに違いありません。彼の輝かしいキャリアは、地方[[競馬]]史に永遠に刻み込まれることでしょう。

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