牛留池(うしどめいけ)
概要
牛留池は、
長野県松本市安曇の
乗鞍高原に位置する、
乗鞍高原を代表する美しい池です。標高1580mに位置し、休暇村
乗鞍高原の東側約100mの場所にあります。この池は、
乗鞍岳の
噴火によって形成された
溶岩台地の窪地に水が溜まってできたもので、その独特な地形が特徴です。
池の周辺は豊かな自然に恵まれ、高山植物や貴重な動植物が生息しています。特に、ルリイト
トンボなどの高山
トンボや、
サンショウウオ、モリアオガエルなどが生息しており、生物多様性の観点からも重要な場所となっています。また、ミツガシワや
ミズバショウが群生しており、初夏には美しい花々が咲き誇ります。これらの植物は、池の景観を彩るだけでなく、生態系を支える重要な役割も担っています。
牛留池は、その静かで穏やかな雰囲気から、訪れる人々に癒しを与えてくれます。周辺には遊歩道が整備されており、気軽に自然散策を楽しむことができます。池の畔に腰を下ろして、水面に映る山々の景色を眺めたり、鳥のさえずりに耳を澄ませたりするのも良いでしょう。四季折々の自然の変化を感じることができるのも、牛留池の魅力の一つです。
交通アクセス
公共交通機関を利用する場合、以下の方法でアクセスできます。
アルピコ交通上高地線の新島々駅から乗鞍方面行きのバスに乗車し、約55分で「休暇村」バス停に到着します。そこから徒歩約3分で牛留池に到着します。
自動車を利用する場合、以下の方法でアクセスできます。
長野自動車道の
松本インターチェンジから約60分で到着します。駐車場は休暇村
乗鞍高原の駐車場を利用することができます。
周辺情報
牛留池の周辺には、休暇村
乗鞍高原をはじめとする宿泊施設や、
乗鞍高原の観光スポットが点在しています。
乗鞍岳への登山や、
乗鞍高原の散策と合わせて訪れるのもおすすめです。また、
乗鞍高原温泉郷では、温泉を楽しむこともできます。
注意事項
牛留池周辺は自然保護地域に指定されているため、動植物の採取や持ち帰りは禁止されています。
ゴミは必ず持ち帰り、自然環境の保護にご協力ください。
冬季は積雪のため、アクセスが困難になる場合があります。
参考文献
『信州・岳都松本「安曇エリア」』
松本市役所安曇支所観光課、
2010年3月
『信州のりくら温泉郷 乗鞍高原』乗鞍高原観光案内所、2012年5月
関連項目
乗鞍高原
* 休暇村
乗鞍高原