牛立町

牛立町（うしだてちょう）

牛立町は愛知県名古屋市中川区の東部に位置し、周辺には荒越町や丹後町、八熊通などがあります。この地域は住居表示が未実施で、現在は牛立町1丁目から牛立町5丁目までの区分が設けられています。

地理

牛立町は、名古屋市中川区の東側に位置しています。南には荒越町、南西には丹後町、北には八熊通、西に応仁町、そして東側は熱田区の切戸町と接触しています。この立地から、地域の交通やアクセスには恵まれています。

歴史

牛立町の名前の由来は江戸時代の愛知郡牛立村から来ており、いくつかの説が存在します。
1. 潮立（うしおだて）の転訛説
2. 川をせき止めるための木組み石積みの「うし」から来ている説
3. 牛頭天王にまつわる伝説

特に3番目の説では、地元の木に繋がれていた牛に「立て」と命じたという話が伝わっています。

牛立村は戦国時代にはすでに存在が確認されており、「信雄分限帳」にもその名が記されています。江戸時代後期には牛立村の東側に「切戸」という枝郷が成立しました。この村は1878年に近隣の中野村と合併し野立村となり、1889年には八熊村などとさらに合併し八幡村となるに至ります。1921年には名古屋市南区に編入されました。

行政区画の変遷

牛立町は1936年に南区野立町の一部を基にして成立しました。1937年にはその後の編入により中川区に属することになり、さらに1960年には中川区八熊町からの一部を編入しています。

人口と世帯数

2019年1月1日を基にした情報によると、世帯数や人口のデータが把握されています。国勢調査を通じて確認できる人口の推移や世帯数の変化がここに記録されています。

学区

牛立町に居住する場合、子供が市立小・中学校に通う際の学区が定められており、また公立高等学校への進学に際しても特定の学区が設けられています。

施設

この地域にはいくつかの施設があります。具体的には：

• - 八幡社
• - 四門寺
• - 願興寺
• - 牛立公園

また、郵便に関する情報は、牛立町の郵便番号が454-0043（集配局：中川郵便局）であることが挙げられます。

牛立町は、歴史的背景が豊かな地域であり、周辺町と接しながら独特の文化や地域性を持っています。これらの要素は、地元住民や訪問者にとっても興味深いものとなっています。名古屋市計画局の『なごやの町名』に記載されている通り、牛立町は名古屋市の一部として重要な役割を果たしています。

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