猪俣ユキ

猪俣ユキ

猪俣 ユキ（いのまた ゆき、1982年9月27日 - ）は、日本の映画監督、脚本家、そして女優として、日本とドイツの両国を舞台に活躍している。旧芸名に猪俣 由貴がある。

人物

福岡県の出身で、身長は162センチメートル、血液型はAB型。多忙な活動の合間に、映画鑑賞を趣味としている。芸能事務所スターダストプロモーションに所属。

略歴と活動

キャリアの初期は女優やモデルとして活動していたが、次第にその活動範囲を広げ、クリエイターとしての才能を開花させていく。雑誌にコラムを寄稿したり、ミュージックビデオのディレクションを手がけるなど、表現者としての幅を広げた。その流れの中で、わずか22歳という若さで長編映画『ユモレスク』で監督デビューを飾る。この作品は彼女の監督としての第一歩となった。

2009年には、日本とドイツが共同で製作した映画『Der rote punkt』（邦題：赤い点）で主演を務め、国際的な舞台でもその存在感を示した。この作品は、日本ではドイツ映画祭09で紹介されている。

また、趣味が高じて、音楽分野でも活動を見せる。TEI TOWAが主催するイベントではDJとして参加しており、TEI TOWAのミュージックビデオ「AOR」では脚本を手がけるなど、音楽との関わりも深い。

主な活動実績

映画監督作品

以下は、彼女が監督として手がけた主な映画作品である。

FREESTYLE SHORT MOVIES（2003年）
Nathallie（2003年10月）
僕とナオ（2003年11月1日）
MILD7（2003年11月1日）
Wednesday（2003年11月）
スロウマップ（2005年12月）
ユモレスク 〜逆さまの蝶〜（2006年11月） - 長編デビュー作

女優業

多岐にわたる映画、テレビドラマ、CMに出演している。

映画出演作

双生児-GEMINI-（1999年9月、東宝、塚本晋也監督）
GTO（1999年12月、東映、鈴木雅之監督）
死びとの恋わずらい（2001年3月24日、渋谷和行監督） - 鈴木珠代 役
17才（劇場公開 2003年3月2日、木下ほうか監督） - リョウ 役 （三輪明日美とのダブル主演。脚本・原案・企画・出演も兼任）
新・刑事まつり〜一発大逆転〜（2003年5月）
Seventh Anniversary セブンス アニバーサリー（2003年11月）
天国の本屋〜恋火（2004年6月、松竹）
鏡心（2005年11月、石井聰亙監督）
悪夢探偵（2007年1月13日）
Der rote punkt (邦題：赤い点)（2009年ドイツ・2010年カナダ公開） - 主演を務めた日独合作映画

テレビドラマ出演作

CLUB6（1997年、TBS）
リング〜最終章〜（1999年3月、フジテレビ）
香取慎吾2000年1月31日（1999年12月、フジテレビ）
悪いオンナ「シャッフル」（2000年、TBS）
平成夫婦茶碗 PART1、SPまで（2000年、日本テレビ）
太陽は沈まない（2000年、フジテレビ）
カバチタレ!（2001年、フジテレビ） - 福田サキ(21) 役
R-17（2001年、テレビ朝日）
恋がしたい恋がしたい恋がしたい（2001年、TBS）
歓迎！ダンジキ御一行樣（2001年12月）
ごくせん（2002年5月、日本テレビ）
優香座シネマ〜GOGO☆CAFE！！〜（2002年12月、テレビ朝日）
中居正広の金曜日のスマたちへ〜魔性の女〜（2003年1月、TBS）
真夜中の王国（2003年6月、NHK-BS2）
珍山荘ホテル第9話 笑顔を忘れたアイドル（2003年6月） - 脚本を担当
Stand Up!!（2003年8月、TBS）
お台場湾岸テレビ（2006年、フジテレビb） - 音声:糸田透子 役

CM出演

イマジニア ゲームボーイ・マルチレーシングチーム
参天製薬 サンテピュア（2000年）
日本コカ・コーラ キュン（2000年）
三菱電機 D206i Hyper（2000年）
au『EZテレビ篇』（2005年頃） - ジェイ・ウエストと共演

ラジオ出演

岩井俊二プロデュース・ラジオドラマ「円都通信 メロス」（JFN系列 2004年11月 - ）
* J-WAVE TEI TOWA 「ナハト・ムージック」 - ゲスト出演

猪俣ユキは、女優としての経験を活かしつつ、監督・脚本家として自身の世界観を表現するだけでなく、コラム執筆や音楽イベントでのDJ活動など、多角的な才能を発揮し続けている表現者である。

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