琅邪王

琅邪王（ろうやおう）

琅邪王は、中国の歴史において、各王朝で皇族や功臣に与えられた王号です。以下に、各王朝における琅邪王の変遷を記します。

前漢

劉沢

後漢

劉京（琅邪孝王）
劉宇（琅邪夷王）
劉寿（琅邪恭王）
劉尊（琅邪貞王）
劉拠（琅邪安王）
劉容（琅邪順王）
劉熙

曹魏

曹敏（琅邪原王）

西晋

西晋においては、司馬氏が琅邪王を世襲しました。

司馬倫（265年～277年）：後に趙王に改封。
司馬伷（277年～283年）：武王。
司馬覲（284年～290年）：恭王。
司馬睿（291年～317年）：後の東晋の皇帝（元帝）として即位。

東晋

東晋においても、司馬氏による琅邪王が続きましたが、多くが後に皇帝に即位しています。

司馬裒（317年）：孝王。
司馬安国（317年）：哀王。
司馬煥（318年）：悼王。
司馬昱（322年～327年）：後に会稽王に改封。一時的に会稽国が分立しました。
司馬岳（327年～342年）：後に皇帝（康帝）として即位。
司馬丕（342年～361年）：後に皇帝（哀帝）として即位。
司馬奕（361年～365年）：後に皇帝（廃帝）として即位。
司馬昱（365年～371年）：後に皇帝（簡文帝）として即位。会稽国を併合。
司馬道子（372年～392年）：後に会稽王に改封。再び会稽国が分立しました。
司馬徳文（392年～418年）：後に皇帝（恭帝）として即位。これにより琅邪王は断絶しました。

北魏

北魏では、東晋から亡命した司馬氏が琅邪王に封じられました。

司馬楚之（琅邪貞王）：東晋からの亡命者。
司馬金龍（琅邪康王）
司馬徽亮（琅邪公）：後に失爵し、断絶。

唐

* 李沖

琅邪王は、各王朝の政治情勢や皇位継承に深く関わってきました。特に東晋においては、琅邪王から皇帝が輩出されるなど、重要な地位であったことが伺えます。

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