琴太豪晃匡

琴太豪晃有：怪我を乗り越え、幕下上位で活躍する力士

琴太豪晃有（ことだいごう こうゆう）は、1993年1月14日生まれ、大分県日田市出身の大相撲力士です。佐渡ヶ嶽部屋所属。最高位は東幕下筆頭（2020年7月場所）。本名は河津大飛（かわづ だいき）。身長187.2cm、体重131.4kgと恵まれた体格を持ちます。

経歴

琴太豪は、大分県立日田林工高等学校卒業後、2011年5月技量審査場所で初土俵を踏みました。高校時代には、全国高等学校総合体育大会相撲競技大会や国民体育大会に出場するなど、実績を残しています。

入門から1年で幕下まで昇進する快挙を成し遂げますが、その後は三段目への低迷期を経験します。2014年1月場所では6連勝と好スタートを切りながらも、その後は苦戦が続きました。

2015年7月場所前には網膜剥離を発症し、全休を余儀なくされます。さらに翌9月場所では左肘靭帯断裂で途中休場。その後も怪我に悩まされ、序二段、三段目と低迷する時期もありましたが、2016年3月場所と5月場所で連続優勝を果たし、幕下に復帰します。この時、3月場所では元幕内の舛ノ山、5月場所では後の大関朝乃山となる石橋を破るなど、その実力を見せつけました。

2017年後半からは幕下上位に定着しますが、十両昇進は叶いませんでした。2020年1月場所では、西幕下9枚目で5連勝と好調なスタートを切りますが、その後は惜しくも十両昇進とはなりませんでした。7月場所では東幕下筆頭に昇進するも、勝ち越しとはなりませんでした。

その後も、右膝前十字靭帯の怪我など、度重なる怪我に苦しみます。2021年には三段目まで陥落するも、5月場所で7戦全勝と活躍を見せ、幕下復帰を目指します。2022年1月場所では西幕下6枚目まで番付を戻しますが、再び左膝前十字靭帯を怪我し、途中休場。その後、三段目まで陥落しますが、5月場所から復帰し、幕下へ復帰を果たしました。しかし、2022年7月場所では、部屋関係者の新型コロナウイルス感染の影響で休場を余儀なくされています。

2023年1月場所では、怪我からの復帰後初めて負け越すなど、怪我との闘いは現在も続いています。

主な成績

通算成績： 286勝211敗56休（80場所）

各段優勝：
三段目優勝：2回（2012年1月場所、2016年5月場所）
序二段優勝：1回（2016年3月場所）

改名歴

琴河津 大飛（ことかわづ だいき）：2011年5月技量審査場所 - 2012年9月場所
琴太豪 晃匡（ことだいごう あきまさ）：2012年11月場所 - 2022年1月場所
* 琴太豪 晃有（ことだいごう こうゆう）：2022年3月場所 -

まとめ

琴太豪晃有は、数々の怪我を乗り越えながら、幕下上位で活躍を続ける力士です。今後の活躍にも期待がかかります。彼の粘り強い取り組みと、持ち前の才能で、いつか幕上への昇進を果たすことを期待しましょう。

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