琴手計太希

琴手計 太希（ことてばかり たいき）

琴手計 太希は2003年7月8日生まれ、千葉県柏市を故郷とする現役の大相撲力士です。本名は手計 太希（てばかり たいき）。彼は佐渡ヶ嶽部屋に所属し、身体的には身長183.7cm、体重131.0kgと申し分ない体格を誇ります。彼のキャリアにおいての最高位は、2024年5月場所に達した東幕下2枚目です。なお、彼の兄も同じく佐渡ヶ嶽部屋に所属する琴勝峰吉成であり、兄弟相撲力士の看板も持つ玄人です。

来歴

琴手計の相撲に対する情熱は、5歳の時に柏市の少年相撲団でスタートしました。彼は小学校5年生および6年生の際に、わんぱく相撲全国大会に出場し、この経験が後にエリート校である埼玉栄高校相撲部への勧誘へとつながります。この時、彼の兄である琴勝峰と共に、同部の監督によって声をかけられました。中学校に進学の際、彼は埼玉栄高校相撲部の寮で生活を始め、晴れて本格的に相撲の道を歩みました。

彼はさいたま市立大宮西中学校では3年生時に白鵬杯での個人2位という成績を収め、その後埼玉栄高校では金沢大会での個人優勝を果たすなど、数々の成果を上げました。こういった成功を遂げたことで、彼は高校を卒業する前に佐渡ヶ嶽部屋に入門し、2022年1月場所でそのキャリアをスタートさせます。

最初の番付を迎えた2022年3月場所では、彼は全試合勝利を収め、琴挙龍との優勝決定戦も制し序ノ口の優勝を達成しました。同年5月場所でも連続勝利を遂げて序二段での優勝を果たすと、翌7月場所では三段目に昇進。しかし、この場所では3日目にして初めて黒星を喫し、初土俵からの連勝も15でストップしました。この場所で勝ち越しを確定させましたが、2020年の新型コロナウイルスに見舞われ、6番相撲からは途中休場となりました。

2022年9月場所で彼は6勝1敗を記録し勝ち越しを決め、続く11月場所で幕下に昇進しました。その後の2023年3月場所では3勝4敗としデビュー以来初めての負け越し成績を記録しますが、5月場所からは3場所連続で勝ち越しを果たし、11月場所では自己最高位となる東幕下5枚目に昇進しました。

2024年に入ってからも、彼は連続で勝ち越しており、5月場所では更なる自己最高位である東幕下2枚目に到達しましたが、初戦から4連敗を喫しました。それでも7月場所では勝ち越し、9月場所では2勝2敗からの3連勝を見せ5勝2敗という素晴らしい結果を残しました。この成績から、新十両昇進が確実視され、11月場所の番付編成会議で正式に昇進が決定しました。

新十両昇進に際しては、琴手計から新たに「琴栄峰」と改名され、兄である琴勝峰と共に栄を見据えた意味も込められています。兄弟として関取となることは、史上22組目の快挙でもあり、非常に注目されています。

主な成績

2024年9月場所終了時の通算成績は72勝39敗1休となっており、各段優勝は序二段優勝を1回、序ノ口優勝を1回成し遂げています。将来的なさらなる活躍が期待される若手力士として、琴手計、いや今は琴栄峰の今後が非常に楽しみです。

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