瑞恵バイパス

瑞恵バイパス（瑞浪恵那道路）について

瑞恵バイパス、正式名称は一般国道19号瑞浪恵那道路は、岐阜県瑞浪市と恵那市を結ぶ計画中のバイパス道路です。現在、国道19号の瑞浪・恵那間は片側1車線の対面通行であり、慢性的な渋滞や交通事故が頻発しています。これらの問題解決のため、バイパス建設が計画されました。

建設の背景

現道の国道19号は、慢性的な渋滞に加え、事故が発生すると長時間通行止めになるという問題があります。迂回路は中央自動車道以外に幅の狭い道しかなく、事故が起きると東濃地域の東西交流が遮断され、名古屋都市圏や長野県にも影響が及ぶ深刻な状況です。また、現道は中央自動車道や中央本線、土岐川と並走しており、車線を増やすための用地確保も困難な状況です。

このような背景から、地域住民からは長年、瑞浪・恵那間のバイパス建設や4車線化を求める声が上がっていました。1996年に両市で議会特別委員会と促進協議会が設置され、2001年からは国土交通省も加わりルート帯の検討が開始されました。2004年からは関係機関による協議が進められ、2009年5月には国土交通省からルート案が公表され、早期実現に向けた緊急決議が採択されました。

路線データ

起点: 岐阜県瑞浪市土岐町
終点: 岐阜県恵那市長島町
計画延長: 約12.5km
標準幅員: 16.25m
車線数: 4車線
道路規格: 第3種第2級
設計速度: 60km/h

道路の構成

バイパスは中央本線を挟んで国道19号現道に並行して建設され、起点・終点共に国道19号現道と接続する予定です。事業費は数百億円規模になる見込みです。

通過自治体

岐阜県
瑞浪市
恵那市

交差する道路

国道19号（瑞浪バイパス）
岐阜県道65号恵那御嵩線
国道418号
国道19号（恵那バイパス）

沿革

2014年6月までに都市計画決定が行われ、2015年には事業化を目指していましたが、以下の通り進捗しました。

2014年4月：都市計画決定
2015年4月：瑞浪市土岐町～恵那市武並町間8.2kmが事業化
2017年12月：瑞浪市土岐町～恵那市武並町間着工
2018年4月：恵那市武並町～恵那市長島町間4.3kmが事業化

関連情報

関連項目
中部地方の道路一覧
日本のバイパス道路一覧
国道19号
瑞浪バイパス
恵那バイパス
岐阜県道421号武並土岐多治見線
外部リンク
瑞浪市
恵那市
岐阜県
国土交通省中部地方整備局
* 多治見砂防国道事務所

瑞恵バイパスの完成により、国道19号の交通渋滞緩和や交通事故の減少、地域間の交流促進が期待されています。

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