瓦屋橋

瓦屋橋の概要

瓦屋橋（かわらやばし）は、大阪市中央区にある東横堀川に架かる重要な橋です。この橋は瓦屋町2丁目と島之内2丁目を結んでおり、阪神高速1号環状線が橋の上を通過しています。

歴史的背景

瓦屋橋の歴史は古く、元和元年（1615年）に御用瓦師の寺島宗左衛門がこの地域の土地を受け取り、その後1694年（元禄7年）には地域が大坂三郷の一部として組み込まれました。周辺は古代より質の高い粘土が採取されており、江戸時代には大坂における瓦生産の中心地となっていました。また、現在の中央小学校の場所には土浦藩の蔵屋敷が設けられていました。

瓦屋橋自体は、元禄時代中期に初めて架けられたとされ、その詳細は『地方役手鑑』に記載されています。当初の橋は木製で、長さは約38.0m、幅は約3.8mでした。江戸時代には、その老朽化により約15年ごとに架け替えが行われました。

近代化の進展

明治時代になった後も橋は木製のままでしたが、1932年（昭和7年）に鋼桁橋として新たに架け替えられました。新しい橋は長さ37.7m、幅6.5mで、3本の鋳鉄製の橋脚が支える構造になっています。戦後の1966年（昭和41年）には橋脚の基礎が強化され、三径間構造に変更されました。また、1969年（昭和44年）には歩道が拡幅され、全幅は9.0mに達しました。

現在の仕様

瓦屋橋は現在、桁橋の形式を取っており、全体の長さは37.6m、幅は9.0mです。周囲には東堀橋（ひとつ上流）や上大和橋（ひとつ下流）があり、地域の交通の要所となっています。

周辺情報

• - 東堀橋: 東横堀川の上流にある橋。
• - 上大和橋: 東横堀川の下流に位置する橋。
• - 大阪市立中央小学校: 近隣にある教育機関。
• - スーパー玉出八幡店: 地元のショッピングスポット。

交通アクセス

瓦屋橋へは鉄道やバスなど、様々な交通手段でアクセス可能です。具体的には、Osaka Metro松屋町駅の4番出口からおよそ500m、徒歩で約9分の距離にあります。また、大阪シティバスの「瓦屋町二丁目」停留所も近くに位置しています。車利用の場合は松屋町筋を通行することで、容易に橋までアクセスできます。

さらなる情報

詳しい情報については、大阪市の公式ウェブサイトを訪れることでご覧いただけます。

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