生生生生ダウンタウン

『生生生生ダウンタウン』について

『生生生生ダウンタウン』は、1992年4月15日から1993年3月24日まで、TBSで放送された人気バラエティ番組です。番組は東京メディアシティ内のTBS砧スタジオから生放送され、放送当初から9月までの間は、毎週水曜日の夜8時から54分間の放送時間が設定されていました。

番組のスタートとタイトルの由来

放送が始まったのは、水曜日夜のゴールデンタイムで、前番組『わくわく動物ランド』の後を継いでいました。興味深いことに、番組タイトル案の一つに「いい国作ろうダウンタウン」という案があり、最終的に松本人志の決定で現在のタイトルに落ち着きました。このタイトルは後に『ダウンタウン・セブン』の仮タイトルにも用いられました。

番組内容の移り変わり

当初は生放送形式で、様々なコーナーが展開されましたが、松本は制作スタッフに対して不満を抱いていたようです。そんな中、番組は1993年10月以降に収録形式に変更され素人参加型のゲーム番組へと進化し、最終的にはカップル誕生企画の『ラブアタック』のような内容に移行しました。特に、レギュラー陣が過激なゲームに挑む場面は印象的でした。

平均視聴率は10%前後を維持していましたが、当初の期待には届かず、終息を迎えることとなりました。放送終了の理由としては、スタッフとの摩擦や他の事情も影響していると言われています。

レギュラー陣と出演者

この番組の特徴的な点は、いわゆる“2丁目軍団”を中心とした多彩なレギュラー陣が揃っていたことです。主な出演者には、ダウンタウンの松本人志と浜田雅功、今田耕司、東野幸治、木村祐一、TEAM-0（山崎邦正、軌保博光）などがおり、特に東野と木村はこの番組が東京初の全国区ゴールデン枠レギュラー番組となりました。また、ギリギリガールズもアシスタントとして出演しました。

松本は当番組の後、TBSには距離を置くようになりましたが、その後も深夜番組『ダウンタウン也』や『ダウンタウン汁』に出演し続けました。TBSでのダウンタウン名義の冠番組は、『水曜日のダウンタウン』として2014年に復活するまで21年待たねばならなかったのです。

番組の企画と内容

番組の初期には、多くの印象的なコーナーが展開されました。特に注目されたのは、サウナ大喜利やセルフ！クイズサービス、松本流クイズ道場など、挑戦的でユニークな企画でした。また、視聴者の私物を引き換えに夢を叶える「テレビ質屋」や、視聴者に悪臭を嗅がせる罰ゲームを行う「笑えば臭う」など、創造性豊かなコーナーも印象的でした。さらに、番組の途中で開催された特番「ダウンタウンの1億2000万人のスーパー電リク」では、視聴者からの電話投票で放送するVTRを選ぶというスタイルが話題を呼びました。

おわりに

『生生生生ダウンタウン』は、TBSにおけるダウンタウンの人気とその影響力を示す重要な番組でした。多彩なレギュラー陣やユニークな企画は、多くの視聴者に愛され、今なお語り継がれています。生放送から収録形式への移行は番組のスタイルに変化をもたらしましたが、その中で生まれた多くの思い出は、視聴者にとって特別なものとなったことでしょう。

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