由布院玉の湯

由布院 玉の湯：自然と調和する贅沢な空間

由布院 玉の湯（ゆふいん たまのゆ）は、大分県由布市の由布院温泉に位置する、格式高い温泉旅館です。株式会社玉の湯によって運営され、由布院温泉を代表する旅館の一つとして知られています。亀の井別荘と並び、由布院の発展に大きく貢献してきた存在であり、亀の井別荘、山荘無量塔とともに「由布院御三家」と称されています。

約10,000平方メートルの広大な敷地には、わずか15棟18室の離れが点在し、贅沢な空間が広がります。客室には和洋室と和室があり、それぞれ趣の異なる design が楽しめます。客室内の風呂、そして大浴場ともに、源泉掛け流しの天然温泉が堪能できるのが魅力です。

宿泊客以外も利用できる施設として、以下のものがあります。

山里料理葡萄屋（レストラン）
由布院市（売店）
ティールームニコル/Nicol's Bar（ティールーム/バー）

歴史

玉の湯の歴史は、1953年（昭和28年）に禅寺の保養所として設立されたことから始まります。1962年（昭和37年）には合資会社玉の湯旅館が設立され、1982年（昭和57年）に株式会社玉の湯へと組織変更されました。

現在の玉の湯の礎を築いたのは、1966年に経営に参画した溝口薫平です。水田であった敷地に雑木林を造成し、自然を生かした景観を作り上げました。溝口家は由布院で代々続く庄屋の家系であり、薫平の妻・喜代子は油屋熊八の片腕として亀の井別荘を開いた中谷巳次郎の甥・直吉の娘にあたります。中谷健太郎とは従兄妹の関係です。溝口薫平は、その功績が認められ、2002年に第1回の観光カリスマに選ばれています。

2003年10月には、溝口薫平が会長となり、長女の桑野和泉が社長に就任し、新たな体制で運営されています。

アクセス

JR九州久大本線由布院駅から徒歩15分

参考文献

『虫庭の宿 - 溝口薫平聞き書き』 野口智弘、西日本新聞社、2009年8月、ISBN 978-4816707919
『由布院に吹く風』 中谷健太郎、岩波書店、2006年2月、ISBN 978-4000023559
『由布院の小さな奇跡』 木谷文弘、新潮社（新潮新書）、ISBN 978-4106100949

外部リンク

由布院 玉の湯

由布院 玉の湯は、その歴史と自然を生かした空間、そして上質なサービスで、訪れる人々を魅了し続けています。由布院を訪れる際には、ぜひ一度宿泊してみてはいかがでしょうか。

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