町組町

町組町（まちくみちょう）

町組町は、青森県八戸市の中心部に位置する地区であり、その地名は歴史的な背景を持っています。

地理

町組町は八戸市の中央に位置し、以下の町と隣接しています。

北：荒町
東：鍛冶町
南：大字糠塚字下道、常番町
西：上徒士町

地区の面積は11,919平方メートルです。八戸市の中心市街地、具体的には長者地域に属しています。

地名の由来

町名の由来は、南部八戸の城下町における足軽の組名「町組」に由来します。町組は八戸城下の警備を担当し、他の足軽とは異なり町奉行直轄の町足軽の屋敷地であったと記録されています。このことから、町組町は、城下町の警備という重要な役割を担っていた足軽たちの居住地であったことがわかります。

歴史

沿革

1872年（明治5年）：町村役人廃止に伴い、大区小区制による地方行政制度に改められ、町組丁と称して九大区二小区の42村の一つに含まれました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、町組町と改称し、三戸郡八戸町に属するようになりました。
1929年（昭和4年）：市制施行に伴い、八戸市に属することとなりました。

町組町は、明治時代の行政区画の変更や市制施行を経て、八戸市の一部として発展してきました。

現在の町組町

現在の町組町は、八戸市の中心市街地の一部として、商業施設や住宅が混在する地域となっています。歴史的な地名を持ちながらも、都市としての機能も有しており、八戸市の発展とともに変化を遂げてきました。

関連項目

八戸町
* 八戸市中心市街地

町組町は、八戸市の歴史と文化を伝える上で重要な地名の一つです。その地名が示すように、かつては城下町の警備を担う足軽たちが住んでいた場所であり、八戸の歴史を物語る上で欠かせない存在です。現代においても、八戸市の中心市街地として、その歴史を受け継ぎながら発展を続けています。

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