白山殖産

白山殖産株式会社について

白山殖産株式会社は、大阪市西成区に本社を構える不動産会社です。そのルーツは江戸時代にまで遡り、津守新田の経営から始まりました。現代では、都市開発を中心とした不動産業を営んでいます。

歴史

白山家の歴史は、1637年（寛永14年）に淡路島の白山神社の宮司の弟が、大坂で炭問屋を営んでいた炭屋久右衛門の養子となったことから始まります。炭屋五郎兵衛と名を改め、廻船問屋へと事業を拡大しました。

二代目炭屋五郎兵衛の代には廻船問屋としての事業がさらに発展し、三代目の時代には両替商へと転身しました。1761年（宝暦11年）には江戸幕府から御用金1万両を命じられるほどの財を築き上げました。

しかし、四代目炭屋五郎兵衛は幕府から大坂所払いの処分を受け、堺へ移り住むことになります。そこで白山清右衛門と改名し、医術を学び、白山大中として医院を開業しました。その後、1783年（天明3年）に処分が解かれ大坂に戻りますが、妻が津守新田を開発していた豪商の娘であった縁から、1784年（天明4年）に津守新田を譲り受け、新田経営に着手しました。

江戸時代末期には、事業の中心を札差から新田開発、都市開発といった不動産業へと移行し、1921年（大正10年）には白山殖産株式会社が設立されました。

海外展開と多角化

白山殖産は、海外にも積極的に進出しています。1993年には、かつて大ロンドン議会庁舎として使用されていたロンドン・カウンティ・ホールを買収しました。

また、2007年（平成19年）には、特許分析・調査を事業とする株式会社パテント・リザルトを設立するなど、事業の多角化も進めています。

拠点と事業

白山殖産
本社：大阪府大阪市西成区津守2-3-23
スポーツ事業本部：大阪府豊中市曽根東町3-3-22
スポーツクラブ「エル・エスト豊中」：豊中市曽根東町3-3-22
スポーツクラブ「エル・エスト東大阪」：東大阪市高井田本通5-3-27
スポーツクラブ「エル・エスト夙川」：西宮市神楽町9-5

子会社
株式会社パテント・リザルト（100%子会社）：東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階

白山殖産は、不動産事業に加え、スポーツクラブの運営や特許分析など、幅広い分野で事業を展開しています。その歴史と実績から、今後のさらなる発展が期待される企業です。

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