白浦駅

白浦駅（しらうらえき）

白浦駅は、かつて樺太豊栄郡白縫村に位置していた鉄道省樺太東線の駅です。この駅は、落合以北の鉄道における重要な拠点であり、白浦駅を始発とする列車も上り方面に2本、下り方面に1本運行されていました。

歴史

1927年（昭和2年）11月20日：樺太鉄道の落合駅 - 知取駅間が開業した際に設置されました（区間距離170.5km）。
1941年（昭和16年）4月1日：樺太鉄道が国有化されたことにより、樺太庁鉄道東海岸線の駅となりました。
1943年（昭和18年）4月1日：南樺太の内地化に伴い、鉄道省（国有鉄道）に編入されました。
1944年（昭和19年）3月31日：樺太鉄道局敷香管理部白浦機関区には、8620形蒸気機関車が4両、C58形蒸気機関車が4両配置されていました。
1945年（昭和20年）8月：ソ連軍が南樺太へ侵攻し、占領。駅を含む全線がソ連軍に接収されました。
1946年（昭和21年）
2月1日：日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止されました。
4月1日：ソ連国鉄に編入され、ロシア語名は「ブズモーリエ」となりました。

現在の状況については、サハリン州の項目を参照してください。

駅名の由来

駅名は、駅が所在する地名に由来します。地名の「白」は、アイヌ語の「シララカ」（満潮時に潮が溢れる場所）、「シラルカ」「シララオロ」（平磯）などに由来するとされています。

運行状況

1944年（昭和19年）当時の運行状況は以下の通りでした。

上り：大泊駅行き3本、落合駅行き2本、大泊港駅行き1本
下り：敷香駅行き3本、上敷香駅行き1本、知取駅行き1本

現在は、ユジノサハリンスク駅とチーハヤ駅、トマリ駅を発着する列車が1往復、ユジノサハリンスク駅とノグリキ駅を発着する特急列車が1往復のみ停車します。

駅周辺

* 白縫村役場

隣の駅

鉄道省樺太鉄道局

樺太東線

保呂駅 - （北辺計礼駅） - 白浦駅 - 真縫駅

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