白石公子

白石公子

白石公子（しらいし こうこ）は、1960年6月15日生まれの日本の詩人、エッセイストです。岩手県東磐井郡千厩町（現：一関市千厩町）で生まれ、宮城県鼎が浦高等学校を経て、大妻女子大学国文科を卒業しました。

経歴

1980年、19歳の時に第18回現代詩手帖賞を受賞し、詩壇に鮮烈なデビューを飾りました。22歳で最初の詩集『ラプソディ』を刊行し、その後はエッセイストとしても活躍の場を広げました。2009年には、早稲田大学文学学術院客員教授に就任し、後進の育成にも貢献しました。

作品の特徴

白石公子の作品は、日常の何気ない風景や感情を繊細な言葉で表現している点が特徴です。詩においては、女性ならではの視点から、愛や孤独、喜びや悲しみといった普遍的なテーマを深く掘り下げています。エッセイにおいては、自身の経験や身の回りの出来事を率直に語り、読者に共感と安らぎを与えています。

主な著書

詩集
ラプソディ (思潮社, 1982)
ノースリーブ (思潮社, 1985)
レッド (思潮社, 1988)
追熟の森 (思潮社, 1999)
白石公子詩集 (思潮社, 2000)

エッセイ
ままならぬ想い (文藝春秋, 1989)
もう29歳、まだ29歳 今どきの「女ごころ」はややこしい (大和出版, 1990)
ありそでなさそで 女がひとりでいたいと思う夜 (大和出版, 1991)
ブルー・ブルー・ブルー (世界文化社, 1992)
ジャスト・ア・フレンド 彼はただの友だち (新潮文庫, 1994)
いろいろの哀しみ (朝日新聞社, 1996)
日曜日の捜しもの (朝日新聞社, 1996)
読書でござる (晶文社, 1996)
いやいや楽園 (朝日新聞社, 1997)
ちいさな衝動 (新潮社, 1998)
女ひとりノンキで贅沢な毎日 (大和出版, 2000)
いちぬけた 毒オトコ薬オトコの効能 (集英社, 2001)
僕の双子の妹たち (集英社, 2004)
はずかしい (白水社, 2004)

翻訳
ワーキングガールは浮かばれない (デボラ・ギャリソン, 毎日新聞社, 1999)

メディア出演

杏子のスーパーギャング（TBSラジオ）：パーソナリティの杏子（BARBEE BOYS|BARBEE_BOYS）が大学の同級生で友人だった関係でレギュラー出演していました。
* 水越かおるのすっぴん土曜日（IBCラジオ）：番組内のコーナー「白石公子のフロムTOKYO」に電話で生出演していました。

白石公子の作品は、詩集、エッセイともに、現代を生きる私たちの心に深く響き、多くの読者に愛され続けています。

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