白石蔵王駅

白石蔵王駅：杜の都へのアクセスと蔵王の玄関口

白石蔵王駅は、宮城県白石市大鷹沢に位置するJR東日本東北新幹線の駅です。新幹線の開通に合わせて設置され、地域へのアクセス向上に貢献してきました。蔵王観光の拠点としての役割も担っており、多くの観光客が利用します。

歴史

1982年6月23日、東北新幹線（大宮 - 盛岡間）の暫定開業と同時に開業しました。福島 - 仙台間のルート選定では、当初東側のルートも検討されましたが、工事の難易度から西側のルートが採用され、白石市に駅が設置されることとなりました。

駅の設置場所については、在来線の白石駅に併設する案もありましたが、市街地の分断や線形の悪化などの問題から、現在地に単独駅として新設されることになりました。

年表

1982年6月23日：東北新幹線開業と同時に開業
1987年4月1日：国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる
1999年5月18日：自動改札機を設置
2007年2月：発車ベルの音色を変更
2008年3月15日：モバイルSuica特急券サービス開始
2009年3月14日：Suica FREX定期券などのサービス開始
2020年3月14日：新幹線eチケットサービス開始
2021年3月13日：タッチでGo!新幹線サービス開始
2022年12月16日：話せる指定席券売機を導入
2023年1月9日：みどりの窓口の営業を終了
2024年3月9日：発車メロディを導入（白石市民歌、白石音頭）
2024年10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始

駅構造

2面3線の高架駅で、中央に通過線があります。1階に改札口とコンコース、3階にホームがあります。バリアフリー設備として、エレベーターと上りエスカレーターが設置されています。

1番線：下り列車用
2番線：上り列車用
3番線：臨時列車や試運転列車の折り返し、夜間滞泊用

仙台統括センターの直営駅で、越河駅 - 北白川駅間の各駅を管理しています。自動券売機、話せる指定席券売機、自動改札機、NewDaysが設置されています。

2019年12月には、駅コンコース内にストリートピアノが設置されました。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は832人です。かつては新幹線駅で最低の乗降人員でしたが、近年は観光客の増加により利用者が増加傾向にあります。

駅周辺

JR東北本線 白石駅 - 徒歩20分（バス・タクシーあり）
白石市文化体育活動センター（ホワイトキューブ） - 徒歩7分
白石城 - 徒歩10分
NECプラットフォームズ白石事業場

バス路線も充実しており、ミヤコーバス、タケヤ交通、白石市民バス、七ヶ宿町営バスが運行しています。蔵王へのアクセスも可能です。

その他

東京 - 福島間各駅停車の「やまびこ」は当駅を通過することが多い
速達タイプの「はやぶさ」は全列車通過
観光駅長としてキツネの「ゴロ」が就任（2019年）
福島 - 仙台間は東北本線との選択乗車が可能
仙台駅との間に新幹線Wきっぷの設定はない

白石蔵王駅は、新幹線を利用して蔵王観光や仙台方面へアクセスする際に便利な駅です。駅周辺には観光スポットも点在しており、 transit の拠点としても魅力的です。ぜひ一度、訪れてみてください。

もう一度検索