白足袋の女

白足袋の女

『白足袋の女』は、1978年7月25日から10月10日まで日本テレビ系の「火曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ（全12回）です。

概要

森田雄蔵の私小説『料亭の息子』を菊島隆三が脚色した作品。舞台は東京の下町、花柳界。主人公である篠原まつは、夫の正一郎と、血の繋がらない息子・健一郎と共に生きています。正一郎は小説家ではあるものの、少し頼りない面があり、健一郎はまつと正一郎の子供ではありません。まつは、家族を心の支えに料亭「小万津」を経営しています。

物語は、夫の度重なる裏切り、息子の難病、そして息子の生母の出現、まつのかつての恋人との再会、料亭経営の困難など、次々と困難がまつを襲います。まつは、花街の人々の悲喜こもごもの模様と愛に触れながら、悩み苦しみながらも、一人の女性として自我に目覚めていく姿が描かれています。

キャスト

篠原まつ：池内淳子
篠原正一郎：北村和夫
篠原健一郎：永山清二
大川：「小万津」の馴染み客：山形勲
好美（篠原家の家政婦）：秋野暢子
美津子（芸者）：池波志乃
佐々木五郎（医師）：田崎潤
佐々木道雄（医師）：荻島真一
八重（料亭「八重喜久」のおかみ）：三益愛子
梶本兵三：犬塚弘
渡辺（まつのかつての恋人）：江原真二郎
妙子：日高千香子（新宿のホステスで、健一郎の生母）

スタッフ

脚本：菊島隆三
演出：嶋村正敏
原作：森田雄蔵『料亭の息子』
制作：日本テレビ

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