白馬八方尾根スキー場

白馬八方尾根スキー場

白馬八方尾根スキー場は、長野県北安曇郡白馬村に位置する、日本屈指の規模を誇るスキー場です。その名は「八方尾根」に由来し、1998年の長野オリンピックではアルペンスキー競技の会場となり、世界的にその名を知られました。

特徴

広大なゲレンデ: 単体のスキー場としては日本最大級の規模を誇り、変化に富んだコースレイアウトが特徴です。
多様なコース: 初級者向けの緩やかなゲレンデから、上級者も唸る急斜面やコブ斜面まで、レベルに合わせたコースが充実しています。
豊富な積雪量: 北アルプスの恩恵を受け、豊富な積雪量と良質なパウダースノーが魅力です。
絶景: ゲレンデからは北アルプスの雄大な景色を一望でき、滑走とともに絶景を楽しめます。
夏季も楽しめる: グリーンシーズンには、唐松岳への登山コースとしてゴンドラやリフトが利用可能。パラグライダーなどのアクティビティも盛んです。

歴史

1929年に咲花ゲレンデ、1931年には黒菱ゲレンデにスキー小屋が開設されたのが始まりです。その後、福岡孝行によるリーゼンスラロームコースの開拓、五島昇と東急グループの資本参入により、現在の八方尾根スキー場へと発展しました。1998年の長野オリンピックでは、男女滑降・スーパー大回転の会場となり、ヘルマン・マイヤー選手の大転倒が記憶に残る歴史的なコースとしても知られています。

2012年には経営母体が変わり、東急グループから離脱しましたが、白馬東急ホテルは現在も営業を続けています。2027年12月には、新たなゴンドラリフトやベースセンターハウス、大型駐車場の建設が予定されており、更なる発展が期待されています。

ゲレンデ情報

八方尾根スキー場は、北アルプス唐松岳の東側斜面に広がり、尾根上にコースが伸びています。コースの大部分は中上級者向けですが、麓には初心者向けのゲレンデも用意されています。兎平より上部には迂回コースがないため、初心者は注意が必要です。

主なゲレンデ

名木山ゲレンデ: 急斜面「名木山の大壁」が名物。かつてはナイター滑走も可能でした。
白樺ゲレンデ: ゴンドラ「アダム」の出発点。比較的空いており、練習に最適です。
リーゼンスラロームコース: 日本を代表するダウンヒルコース。カービングスキーに最適です。
白馬国際ゲレンデ: ハードなコブ斜面が楽しめます。
兎平ゲレンデ: アルペンリフト沿いのコブ斜面は八方の象徴。
黒菱ゲレンデ: 兎平と並ぶ名物コース。コブの難易度が高いことで知られています。
咲花ゲレンデ: 初心者やファミリーに人気のゲレンデです。

レストラン

八方池山荘: 白馬村が経営する山小屋。昔ながらの食事が楽しめます。
ピラール: アルペンクワッドリフト終点にあるカフェ。コース料理も楽しめます。
レストハウス黒菱 Bear's Cafe: 世界のカレーが楽しめます。
うさぎ平テラス: ゴンドラの終点駅にある巨大な空間。カフェやチューンナップショップがあります。
北尾根高原テラス: 北尾根ゲレンデにあるアメリカンスタイルのカフェ。
サンテラスパノラマ: パノラマゲレンデ中腹にあるレストラン。ラーメン店も併設されています。
スノープラザ咲花 Bear's Cafe: 咲花ゲレンデのベースにあるレストラン。ハンバーガーや地元食材を使ったメニューが楽しめます。
咲花ロッジ: 咲花ゲレンデの真ん中にある食堂。宿泊も可能です。

アクセス

JR大糸線白馬駅から路線バス
長野駅東口、松本バスターミナル、バスタ新宿、大阪梅田三番街バスターミナル、新大阪、京都駅から高速バス

スクール

八方尾根スキースクールは、技術選で上位入賞するデモンストレーターが多数在籍する、国内有数のスクールです。初心者から上級者まで、レベルに合わせたレッスンが用意されています。

まとめ

白馬八方尾根スキー場は、広大なゲレンデ、豊富な積雪量、そして北アルプスの絶景が魅力のスキー場です。初心者から上級者まで、誰もが楽しめるバラエティ豊かなコースが用意されており、ウィンタースポーツを満喫できます。夏季も登山やパラグライダーなど、様々なアクティビティが楽しめるため、一年を通して訪れる価値のある場所です。

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