百霊杯戦

百霊杯戦（ひゃくれいはいせん）とは

百霊杯戦は、中国の囲碁棋戦であり、2005年に創設されました。この棋戦の特徴は、毎回異なる形式で開催されていたことです。2012年の第7回大会をもって終了し、同年より国際棋戦である百霊杯世界囲棋オープン戦へと発展的に移行しました。

各回の内容

第1回 (2005年-2006年): 百霊製薬杯中国囲棋女子新老対抗戦
ベテラン女子棋士4名と18歳以下の若手女子棋士6名によるチーム対抗戦として行われました。
第2回 (2006年-2007年): 百霊杯中国女子囲棋オープン戦
16名の女子棋士によるトーナメント戦として実施されました。
第3回 (2007年): 百霊杯混双戦
ペア碁によるトーナメント戦として行われました。馬暁春・張璇ペアが優勝しています。
第4回 (2008年): 百霊杯新老女子対抗戦
ベテランと若手の女子棋士それぞれ5名ずつのチームによる対抗戦として実施されました。
第5回 (2009年): 百霊杯男女超級対抗戦
男女それぞれ6名ずつのチームによる対抗戦として実施されました。
第6回 (2010年): 百霊杯元老女子対抗戦
元老女子チームと女子チームによる対抗戦として実施されました。
第7回 (2011年-2012年): 百霊杯元老女子勝抜戦
元老女子チームと女子チームそれぞれ10名による勝ち抜き戦として実施されました。

大会概要

主催: 中国囲棋協会、貴州百霊企業集団
優勝賞金:
第1回: 10万元
第2回以降: 8万元

各回の成績詳細

第1回 (2005-06年)

ベテランチーム vs 若手チームの対抗戦。
当初12回戦の予定でしたが、10回戦終了時点でベテランチームが負けを認め終了。
結果:
ベテランチーム: 13勝17敗 (張璇 7-3、華学明 3-7、葉桂 3-3、徐瑩 0-4)
若手チーム: 17勝13敗 (李赫 4-0、魯佳 6-3、范蔚菁 3-3、曹又尹 2-2、王祥雲 2-3、唐奕 0-2)

第2回 (2006-07年)

トーナメント戦。
決勝三番勝負で李赫が葉桂を破り優勝。

第3回 (2007年)

ペア碁トーナメント戦。
馬暁春・張璇ペアが優勝。

第4回 (2008年)

老将チーム vs 新鋭チームの対抗戦。
5回戦の予定でしたが、4回戦終了時点で新鋭チームが14勝6敗となり、勝利決定。
結果:
老将チーム: 4勝16敗 (芮廼偉 2-2、葉桂 3-1、張璇 0-4、徐瑩 1-3、華学明 0-4)
新鋭チーム: 16勝4敗 (李赫 4-0、王祥雲 3-1、王晨星 3-1、鄭岩 2-2、曹又尹 2-2)

第5回 (2009年)

男女チーム対抗戦。
2008年8月時点の男女ランキング上位者が出場。
1回戦は女子チームがコミ無し先番。2回戦以降は一番手直りで手合割を決定。
6回戦までで男子チームが12勝5敗1ジゴ。

第6回 (2010年)

元老チームと女子チームによる5名ずつの対抗勝ち抜き戦。
元老チームが5-3で勝利 (聶衛平は出場無し)。

第7回 (2011年)

元老チームと女子チームによる10名ずつの対抗勝ち抜き戦。
元老チームが10-6で勝利 (陳祖徳、聶衛平、馬暁春は出場無し)。



外部リンク

围棋吧「百灵杯」

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