相模原市民の歌

相模原市民の歌

「相模原市民の歌」は、神奈川県相模原市の市歌として、市制5周年を記念して1959年（昭和34年）に制定されました。作詞は植村栄輔、補作は勝承夫、作曲および編曲は平井康三郎が担当しました。

制定の経緯と目的

この歌は、市制5周年記念事業の一環として企画され、歌詞は一般公募によって選ばれました。制定の目的は、市民が日々の生活や集団活動の中で親しみやすく、楽しく歌える歌を通じて、相模原市への愛着と一体感を育むことにありました。

発表と利用

「相模原市民の歌」は、1958年（昭和33年）1月15日の成人式で初めて発表されました。現在では、相模原市が設置している防災無線「ひばり放送」などを通じて、市民に広く親しまれています。

作詞者・植村栄輔について

作詞を担当した植村栄輔は、「相模原市民の歌」以外にも、市立大島小学校、湘南小学校、二本松小学校の校歌、そして南区麻溝地区の特産品であるゴボウをPRするために作られた「麻溝ごぼう音頭」の作詞も手掛けています。

市民音頭「相模原音頭」

1963年（昭和38年）には、市民音頭である「相模原音頭」が制定され、ビクターレコード（現在のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント）からシングル盤が発売されました。

その他の関連楽曲

相模原市に関連する楽曲としては、市制50周年を記念して2004年（平成16年）に制作された市民愛唱歌「伝えよう 輝く未来へ」があります。これらの楽曲は、市制50周年記念事業で製造されたCD『相模原市の歌集』に収録され、希望する市民に販売されましたが、現在は在庫切れとなっています。

相模原を冠する音頭には、2006年（平成18年）に発表された「新相模原音頭 〜夢のふるさと〜」と「相模原にっこり音頭」がありますが、これらは市が制定に関与した「相模原音頭」とは異なります。

行政区の歌

相模原市内の行政区では、中央区が2014年（平成26年）に「中央区の歌（イメージソング）」を制作しています。

旧津久井郡の町村歌

2006年（平成18年）から2007年（平成19年）にかけて相模原市に編入された旧津久井郡の4町のうち、城山町のみが1981年（昭和56年）に制定された町歌「城山わがまち」（作詞：長谷川徳子、補作：森菊蔵、作曲：押尾司）を有していましたが、編入に伴い廃止されました。

参考資料

[相模原市]]公式サイト: [シンボル｜相模原市

関連項目

神奈川県の市町村歌一覧

もう一度検索