相生駅 (岐阜県)

相生駅の概要

相生駅（あいおいえき）は、岐阜県郡上市八幡町相生に所在する長良川鉄道越美南線の駅です。駅番号は24で、この駅は日本中の駅の中でも「相生」という名前を持つ駅の中で一番先頭に位置します。同名の駅が兵庫県にもあり、同音異字の駅として群馬県の相老駅が存在しています。

歴史

相生駅は、1929年12月8日に開業しました。当初は美濃相生駅という名称で、鉄道省の越美南線の深戸駅から郡上八幡駅の区間で運行が始まりました。この時点では有人駅として旅客と貨物の取り扱いがされていましたが、1974年には貨物取り扱いが廃止され、12月には荷物の取り扱いも終了し、無人駅へと移行しました。1986年には、越美南線が長良川鉄道に転換されると同時に相生駅への改称が行われ、現在の形となりました。

駅構造

相生駅は地上に位置し、単式ホームが1面1線の構造を持っています。駅舎の他に、敷地内にはトイレと駐輪場が整備されているものの、無人駅のため自動券売機は設置されていません。このデザインはシンプルで、利用者にとってわかりやすいものとなっています。

利用状況

相生駅は周辺の教育機関や郵便局、JA（農業協同組合）などに近接しており、地域の交通機関としての役割を果たしています。特に、郡上市立八幡西中学校と郡上市立相生小学校が近くに存在します。小学校は駅前に位置していますが、校門までは公道を利用して遠回りしなければならず、駅から学校へ最短距離で結ぶ公道が通っていないため注意が必要です。また、相生郵便局やJAめぐみの相生もこの地域にあります。

周辺の交通機関

相生駅周辺には国道156号や国道256号、岐阜県道61号大和美並線が通っていて、アクセスも容易です。また、郡上市自主運行バスがあり、相生線を経由して八幡駅へ向かい、郡上市役所行きや宇留良行きのバスが平日限定で1日2往復運行しています。バスの経路は季節に応じて異なるため、利用者は事前に確認が必要です。

近隣の駅

長良川鉄道の越美南線を利用する場合、相生駅の隣には深戸駅（23）があり、その次の駅は郡上八幡駅（25）です。

関連項目

相生駅は日本国内の鉄道駅の一部として重要な役割を果たしています。また、この駅は小説『のうりん』に登場する「愛生駅」のモデルとなっており、2013年からは登場人物の顔出しパネルが駅に設置されています。また、五十音順に並べられた日本の駅の中で最後に位置する割出駅も関連項目として挙げられます。

相生駅は歴史が深く、地域の交通に貢献しているだけでなく、周辺の教育機関や施設と強いつながりを持つ、重要な駅です。

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