相老駅

相老駅について

相老駅（あいおいえき）は、群馬県桐生市相生町二丁目にある、わたらせ渓谷鐵道と東武鉄道の駅です。両社の路線が乗り入れる接続駅であり、駅番号はわたらせ渓谷鐵道がWK03、東武鉄道がTI 56となっています。

駅名は、所在地である旧相生村の地名が元になっています。しかし、兵庫県に同名の相生駅が存在するため、「共に老いる」という意味を込めて「生」を「老」に変更されました。この駅は、日本の駅を五十音順に並べた際、同音異字の相生駅（兵庫県、岐阜県）と共に一番先頭に位置することでも知られています。

歴史

相老駅の歴史は古く、1911年（明治44年）に足尾鉄道の駅として開業しました。翌年には相老駅に改称。その後、東武鉄道も乗り入れを開始し、1918年には足尾鉄道が国有化されたことで、国有鉄道（後の国鉄、JR）と東武鉄道の共同使用駅となりました。

1984年には荷物扱いが廃止され、1987年の国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道（JR東日本）と東武鉄道の駅となりました。1989年には、足尾線がわたらせ渓谷鐵道に移管され、現在の形となりました。

1991年にはホームが延長され、急行（現在の特急）「りょうもう」が停車するようになりました。2011年には東口駅前広場が整備され、ロータリーが完成しました。

駅構造

地上駅である相老駅は、木造駅舎が特徴です。駅業務はわたらせ渓谷鐵道の社員が終日行い、改札口は両社で共用しています。東武線にはPASMO簡易改札機が設置されていますが、わたらせ渓谷鐵道線ではICカードは利用できません。駅舎は東側にあり、各ホームは跨線橋で連絡しています。また、改札外にも線路の東西を結ぶ跨線橋が設置されています。

駅舎内には、出札窓口、わたらせ渓谷線と東武線の自動券売機が1台ずつ設置されています。東武線の特急券や、わたらせ渓谷線のトロッコ整理券は出札窓口で購入できます。交通系ICカードへのチャージは改札窓口での取り扱いとなります。

わたらせ渓谷鐵道は相対式ホーム2面2線を有しています。かつては中線があり、貨物列車が使用されていましたが、現在は撤去されています。東武鉄道は島式ホーム1面2線を有しています。

利用状況

東武鉄道の2023年度の1日平均乗降人員は729人です。一方、わたらせ渓谷鐵道の2021年度の1日平均乗降人員は135人です。相互乗り換えの他、近隣の工場への通勤客の利用も多く見られます。

駅周辺

駅周辺には、上毛電気鉄道上毛線の天王宿駅、桐生明治館、桐生市立相生中学校、桐生市立相生小学校、桐生ビジネス専門学校、国道122号、高木病院、ベネックス、LIXIL、小倉クラッチ、桐生グランドホテル、桐生相生郵便局、桐生信用金庫相生支店などがあります。

駅東側のロータリーにはバス乗り場があります。

隣の駅

わたらせ渓谷鐵道

■わたらせ渓谷線

下新田駅 (WK02) - 相老駅 (WK03) - 運動公園駅 (WK04)

トロッコ列車「トロッコわっしー号」停車駅

東武鉄道

■桐生線

■特急「りょうもう」・■特急「リバティりょうもう」停車駅

■普通

新[[桐生駅]] (TI 55) - 相老駅 (TI 56) - 赤城駅 (TI 57)

脚注

東武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
割出駅 - 日本の駅において五十音順に並べたとき最後に来る駅。
「あいおい」と読む他の駅
相生駅 (岐阜県) - 長良川鉄道越美南線の駅
相生駅 (兵庫県) - JR西日本山陽新幹線・山陽本線・赤穂線の駅

外部リンク

相老駅 - わたらせ渓谷鐵道
* 相老駅（駅情報） - 東武鉄道

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