真野すがた

真野すがた：宝塚歌劇団を彩った男役スターの軌跡

真野すがた（まの すがた）さんは、1978年7月12日生まれ、神奈川県横須賀市出身の元宝塚歌劇団花組の男役スターです。凛とした佇まいと、力強くも繊細な演技で多くのファンを魅了しました。愛称は「めお」。身長173cmという恵まれた体格も持ち合わせていました。

1997年、宝塚音楽学校に入学。厳しい訓練を経て、1999年、宝塚歌劇団に85期生として入団。同期生の中で15番という成績でスタートを切ります。初舞台は雪組公演「再会／ノバ・ボサ・ノバ」。その後、組まわりを経て月組に配属されました。

月組時代には、数々の舞台で研鑽を積み、着実に実力を伸ばしていきます。2005年、瀬奈じゅん・彩乃かなみトップコンビ大劇場お披露目公演「JAZZYな妖精たち」の新人公演で初主演を務め、その才能を大きく開花させました。

2006年8月、花組へ組替え。花組でも重要な役を数多く演じ、存在感を増していきます。2008年にはバウ・ワークショップ「蒼いくちづけ」でバウホール公演初主演。その後も「フィフティ・フィフティ」では華形ひかるとダブル主演を務めるなど、第一線で活躍を続けました。

そして2011年4月24日、真飛聖さんの退団公演となる「愛のプレリュード／Le Paradis!!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を卒業。華麗な宝塚人生に幕を閉じました。

退団後は、語学留学中に台湾で出会った方と結婚。現在は台湾で生活を送っています。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

真野さんの宝塚歌劇団時代の舞台遍歴は実に華々しいものです。月組時代は、新人公演で数々の主演を務め、着実に経験を積んでいきました。代表的な舞台としては、「LUNA」、「ゼンダ城の虜」、「いますみれ花咲く」、「愛のソナタ」、「大海賊」、「ガイズ＆ドールズ」、「SLAPSTICK」、「長い春の果てに」、「花の宝塚風土記」、「薔薇の封印」、「愛しき人よ」、「飛鳥夕映え」、「エリザベート」、「Bourbon Street Blues」、「JAZZYな妖精たち」などがあります。これらの作品を通して、真野さんは持ち前の演技力と表現力を磨き上げ、多くの観客を魅了しました。

花組へ組替え後も、その活躍は止まりません。「MIND TRAVELLER-記憶の旅人-」、「明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴-」、「源氏物語 あさきゆめみしII」、「アデュー・マルセイユ」、「蒼いくちづけ」、「愛と死のアラビア」、「銀ちゃんの恋」、「太王四神記」、「哀しみのコルドバ」、「フィフティ・フィフティ」、「外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-」、「相棒」、「虞美人」、「麗しのサブリナ」、「メランコリック・ジゴロ」、「愛のプレリュード」など、数々の作品に出演。持ち前の魅力と実力を存分に見せつけ、舞台に華を添えました。

バウホール公演や新人公演での主演経験は、真野さんの実力の証です。それぞれの舞台で、異なる役柄に挑戦し、その度に新たな魅力を披露しました。常に努力を怠らず、高いレベルの演技を追求し続けた真野さんの姿は、多くの後輩たちの目標となったことでしょう。

宝塚歌劇団退団後

宝塚歌劇団退団後も、真野さんは新たな人生を歩み始めています。台湾在住となり、新たな環境で充実した日々を送っている様子が伺えます。宝塚歌劇団での経験が、彼女の人生に大きな影響を与えていることは間違いありません。

真野すがたさんの輝かしい経歴と、その後の活躍は、多くのファンに記憶され、これからも語り継がれることでしょう。

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