知念分屯基地

知念分屯基地について

知念分屯基地（JASDF Chinen Sub Base）は、沖縄県南城市佐敷に所在する航空自衛隊那覇基地の分屯基地です。南西地域の防空を担う重要な拠点として機能しています。

所在部隊

南西航空方面隊隷下の南西高射群に属する以下の部隊が配置されています。

第16高射隊
第18高射隊

これらの部隊は、地対空ミサイルを運用し、領空侵犯の脅威から沖縄を守る役割を担っています。

歴史

知念分屯基地の歴史は、沖縄返還と深く関わっています。

1972年5月15日：沖縄返還。
1973年2月15日：高射訓練隊（知念訓練隊）が編成され、アメリカ陸軍第30防空砲兵旅団から移管作業。
1973年5月14日：知念の主施設管理権が移管。
1973年10月16日：南西航空混成団編合及び第5高射群編成に伴い、知念訓練隊を第18高射隊に改編。
1996年2月1日：第16高射隊が新編。

返還後、アメリカ軍から航空自衛隊へと防衛の主体が移り変わる中で、知念分屯基地は南西地域の防空体制の要として発展してきました。

特記事項

基地内には、第一尚氏初代の尚思紹王とその妻らの墓である「佐敷ようどれ」があります。これは、基地が所在する地域の歴史を物語る貴重な文化遺産であり、基地と地域社会との繋がりを示すものでもあります。

第18高射隊長が分屯基地司令を兼務しています。

関連情報

航空自衛隊の基地一覧
知念分屯地
ホワイト・ビーチ地区
* 知念分屯基地

知念分屯基地は、南西地域の平和と安全を守るため、日々活動を続けています。

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