石川総恒

石川総恒は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した旗本であり、貞當系石川家、通称大島石川家の6代目当主です。

1728年（享保13年）に石川総為の嫡男として誕生しました。1737年（元文2年）には、将軍徳川吉宗に拝謁し、その後の活躍を期待される存在となります。

1751年（宝暦元年）に父が亡くなった後、家督を継ぎ、旗本としての道を歩み始めます。1752年（宝暦2年）には、中奥御小姓に任命され、幕府の中枢で活躍するようになります。

その後、1758年（宝暦7年）には、従五位下・伊予守に叙任されるという栄誉を得ました。御小姓組番頭、御書院番頭、大番頭といった要職を歴任し、幕府の重要な任務を遂行しました。

晩年は留守居役を務め、幕府の安定に貢献しました。1789年（寛政元年）に職を辞し、1790年（寛政2年）には致仕し、その生涯を終えました。

1799年（寛政11年）、江戸水道橋の屋敷で亡くなりました。


参考文献

『新訂 寛政重修諸家譜 第3』続群書類従完成会、1981年
『石川家譜難波録』

関連項目

石川氏
石川源氏

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