石見福光駅

石見福光駅について

石見福光駅（いわみふくみつえき）は、島根県大田市温泉津町福光にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。この駅は、地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。設立は1928年にさかのぼり、当初は客貨の両方を扱っていましたが、その後の数十年で様々な変遷を経て現在の形になりました。

歴史

• - 1928年（昭和3年）10月25日、鉄道省の山陰本線の一部として新設され、客貨取扱を開始。
• - 1973年（昭和48年）6月15日：貨物の取り扱いが廃止されました。
• - 1977年（昭和52年）6月20日：業務が委託され、委託駅となります。
• - 1984年（昭和59年）：

- 2月1日には荷物の扱いが廃止され、3月14日には無人駅になります。

• - 1987年（昭和62年）4月1日、国鉄の分割民営化によってJR西日本の駅となります。
• - 2001年（平成13年）3月16日、山陰本線の高速化に伴い駅の交換設備が撤去されました。この年には他の駅も同様の措置を受けました。
• - 2006年（平成18年）3月16日、夕方の時間帯に快速アクアライナーが１本停車を開始しました。
• - 2015年（平成27年）3月14日、快速アクアライナーが通過し、普通列車のみが停車するようになります。
• - 2016年（平成28年）3月26日、通過していた快速アクアライナーの一部が再び停車するようになり、約1年半ぶりに快速列車の停車駅となりました。
• - 2022年（令和4年）3月12日、快速アクアライナーが廃止され、再び普通列車のみの停車に戻ることとなりました。

駅構造

石見福光駅は、益田方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては相対式のホームが2面2線ありましたが、現在は駅舎とは反対方向のホームと線路が撤去され、単一の停留所となっています。駅舎内には水洗トイレがあり、木造の駅舎が特徴的です。浜田鉄道部により管理されている無人駅であり、自動券売機や乗車駅証明書発行機は設置されていません。

利用状況

2022年度のデータによると、1日の平均乗車人員はわずか8人です。過去の乗車人員は1984年度には236人、1994年度には135人、2004年度には103人であったことから、近年の利用者数は減少の一途をたどっています。

駅周辺

駅の近くには、福波郵便局や大田市立温泉津小学校があります。さらに、福光海水浴場や国道9号、島根県道203号石見福光停車場線も近くに位置しており、自然豊かな環境が広がっています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の隣の駅は、温泉津駅と黒松駅です。このように、石見福光駅は地域交通の一翼を担いながら、周囲の自然環境とともに存在しています。

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