砥石山 (北海道)

砥石山（といしやま）

砥石山は、北海道札幌市中央区盤渓と南区の境界に位置する標高826.7メートルの山です。また、周辺地域は南区の町名としても知られています。

名称の由来

その名の由来は、かつてこの地で水成岩の砥石が採取されていたことにあります。

特徴

山腹には風洞があり、内部の気温が年間を通して一定であるため、かつて営林署が種子の保存所として活用していました。

登山コース

砥石山には、自然歩道（中の沢～小林峠・源八沢ルート）が整備されており、以下の3つの登山道があります。

1. 中の沢コース

八垂別の滝から奥へ進むルートです。急なつづら折りの坂道を越えると、T4分岐点で小林峠コースと合流します。その後は、アップダウンを繰り返しますが、その中でも最も大きな起伏は「三角山」と呼ばれています。そこからさらに2つのコブを越えると山頂に到着します。

中の沢入口（八垂別の滝）からT4分岐点まで：約2.9km
T4分岐点から山頂まで：約2.2km

2. 小林峠コース

北海道道82号西野真駒内清田線の小林峠沿いに登山口があります。近くには藻岩山への自然歩道入り口もあります。

急な登りで尾根に上がり、その後も起伏を越えてT4分岐点で中の沢コースに合流します。

小林峠入口からT4分岐点まで：約3.0km
T4分岐点から山頂まで：約2.2km

3. 源八沢コース

五天山公園の近くからスタートするコースです。名前とは異なり、源八沢ではなく砥石沢を辿って山頂を目指します。

源八沢入口から山頂まで：約6.8km

参考文献

『札幌地名考』さっぽろ文庫1
* 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド』（最新第4版）北海道新聞社、2015年9月10日。ISBN 978-4-89453-795-8。

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