砥部道路

砥部道路について

砥部道路（とべどうろ）は、愛媛県松山市の森松地区から伊予郡砥部町の千足地区までを結ぶ国道33号のバイパスです。この道路は、交通の流れをスムーズにし、慢性的な渋滞や事故を減らすために整備されました。2008年4月9日に全通し、現在のバイパスとしての役割を果たしています。

概要

砥部道路の起点は伊予郡の砥部町千足で、終点は松山市の森松となります。延長は6.1kmで、規格は第3種第2級です。また、完成した際には4車線の構成が整い、道路幅は24m、車線幅は各3.5mとなっています。設計速度は時速60kmに設定されています。

沿革

砥部道路の計画は、1973年8月7日に都市計画として決定されました。その後、1974年から用地の買収が始まり、同年に工事も着手されました。1982年3月29日にはバイパスの一部が暫定供用され、4.2kmの区間が開通しました。

1994年には高知松山自動車道についての地域高規格道路の発表があり、2003年には建設条件が緩和されることとなりました。この年、高知松山自動車道の一部としての位置づけが強化されました。2006年には松山市森松から砥部町役場付近までの区間が供用開始され、同時に拾町交差点に立体交差が供用されました。

最終的に、2008年4月9日に砥部町役場付近から千足までの区間が供用を開始し、これにより砥部道路は全通しました。これにより、地域の交通網は一層強化され、利用者にとって利便性が高まりました。

高知松山自動車道との関連

砥部道路は、高知松山自動車道と接続しています。松山ICから松山南道路を経て砥部道路に至り、その後三坂道路につながります。また、越知道路や佐川バイパス、そして高知西バイパスといった他の主要道路とも連携し、地域間のアクセスを向上させる役割を果たしています。

このように、砥部道路は愛媛県内の車両交通の効率化に重要な役割を担っており、地域発展の基盤となっています。今後も維持管理や改善が行われることで、さらなる安全性の向上と交通渋滞の緩和が期待されます。

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