磯江俊道

磯江俊道：多様な音楽性を駆使するクリエイター

磯江俊道（いそえ としみち）氏は、1969年5月27日生まれの日本の作曲家、編曲家、キーボーディスト、マニピュレーター、そして音楽プロデューサーです。有限会社ZIZZ STUDIOの代表も務めており、精力的に活動を続けています。

PCゲーム音楽からアーティストサポートまで幅広く活躍

氏の活動は多岐に渡り、特にPCゲームの主題歌やBGM制作で知られています。その卓越した音楽センスは、ロックやテクノなど、実に幅広いジャンルを網羅しており、楽曲のクオリティの高さが高く評価されています。

アーティストのサポートにおいては、楽曲提供やプロデュースを行い、コンサートやレコーディングではキーボード演奏も担当するなど、音楽制作におけるあらゆる側面に関わっています。近年では、志倉千代丸氏率いる5pb.の作品で編曲を担当する機会が増え、その才能はますます開花しています。

代表作：数々のPCゲームを彩る名曲の数々

代表作として挙げられるのは、PCゲーム『吸血殲鬼ヴェドゴニア』や『斬魔大聖デモンベイン』の主題歌です。これらの作品は、氏の代表作として広く知られており、ゲームの雰囲気を完璧に表現した楽曲として高い評価を得ています。他にも多くのPCゲームで、主題歌やBGM、挿入歌などを手掛け、多くのファンを魅了してきました。

2011年にはロックバンドECHOESに加入。さらに、2015年には自身の作曲・編曲を手掛けた楽曲を集めたベストアルバム『ZIZZ BEST-その1- 磯江俊道編』をリリースし、これまでに制作した楽曲の集大成を示しました。

主要楽曲提供作品

彼の楽曲提供はゲームやアニメに留まりません。映画やテレビドラマ音楽も手掛けており、その才能は多様なメディアで発揮されています。以下に、代表的な楽曲提供作品を列挙します。

ゲーム・アニメ:

『吸血殲鬼ヴェドゴニア』：「WHIGHT NIGHT」（作曲・編曲）
『Hello, world.』：ED「煌星」（作曲・編曲）
『斬魔大聖デモンベイン』：OP「HOLY WORLD」（作曲・編曲）、ED「天意悠久」（作曲・編曲）
『機神咆吼デモンベイン』：「人、神、機 -Man God Machine-」（作曲・編曲）、「Shadow in the dark」（作曲・編曲）
『ユア・メモリーズオフ〜Girl's Style〜』：「Shine〜降りそそぐ風のように〜」（編曲）、「Re-birth」（作曲・編曲）
そして、多くの作品で作曲・編曲を手掛けています。（例：Phantomシリーズ、Ever17、塵骸魔京、天使ノ二挺拳銃、月光のカルネヴァーレ、CHAOS;HEADシリーズ、スマガ、装甲悪鬼村正、ヘタリア Axis Powers、シャマナシャマナ、sweet pool、処女はお姉さまに恋してるシリーズ、ひぐらしのなく頃にシリーズ、咎狗の血シリーズ、Lamento、STEINS;GATE、ブラスレイターなど）

映画:

『その後のふたり-Paris Tokyo Paysage-』（2013年）
『醒めながら見る夢』（2014年）

テレビドラマ:

『忘れてしまう前に思い出してほしい』（2017年）

5pb.とのコラボレーション：5zizzの誕生

磯江俊道氏と志倉千代丸氏率いる5pb.とのコラボレーションは、2006年9月28日発売の『乙女の事情』（Nine's fox）で実現しました。このコラボレーションにより結成されたユニット「5zizz」は、両者のクリエイティビティを融合させた新たな音楽を生み出し、大きな成功を収めました。その後も、『ひぐらしのなく頃に祭』（2006年2月22日発売）、『Que〜エンシェントリーフの妖精〜』（2007年6月28日発売）などでもコラボレーションが実現しており、両者の強力なタッグは、数々の名作を生み出しています。

まとめ

磯江俊道氏は、PCゲーム音楽を基盤として、多様なジャンルの音楽制作に携わり、数多くのヒット作品を生み出してきた実力派クリエイターです。彼の幅広い音楽性と高い技術力は、今後も多くの作品で発揮されることでしょう。彼の活動は、今後も音楽業界に大きな影響を与え続けるものと期待されます。

外部リンク

磯江俊道 (@toshimichiisoe) - X（旧Twitter）
磯江俊道 (toshimichi.isoe) - Facebook
ZIZZ STUDIO

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