礼文分屯地

礼文分屯地について

礼文分屯地は、北海道礼文郡礼文町に所在する陸上自衛隊名寄駐屯地の分屯地です。この分屯地は、日本最北端に位置する自衛隊基地であり、第301沿岸監視隊派遣隊をはじめとする部隊が駐屯しています。地域における防衛や監視活動において重要な役割を担っています。

概要

礼文分屯地には、第301沿岸監視隊派遣隊、第301基地通信中隊礼文派遣隊、名寄駐屯地業務隊礼文管理班が駐屯しています。分屯地司令は、第301沿岸監視隊派遣隊長が兼務しており、駐屯地業務は名寄駐屯地業務隊礼文管理班が担当しています。敷地内には「最北の自衛隊」の碑が設置されており、自衛隊基地としては珍しく、営門に警衛所はありません。しかし、監視装置によって出入者が常に監視されており、部外者の入出門時には沿岸監視隊の要員による確認が行われています。

歴史

礼文分屯地の歴史は、1959年（昭和34年）に礼文町が離島振興と過疎対策の一環として自衛隊誘致活動を実施したことから始まりました。その後、1968年（昭和43年）12月10日に礼文分屯地が開庁し、稚内分屯地から第301沿岸監視隊派遣隊が移駐しました。

1969年（昭和44年）には、第439会計隊礼文派遣員が配置され、1979年（昭和54年）には北部方面通信群第301基地通信中隊礼文派遣隊が移駐しました。1982年（昭和57年）には、名寄駐屯地業務隊礼文管理班が新設され、2009年（平成21年）には、第439会計隊礼文派遣員が原隊に復帰しました。

駐屯部隊

礼文分屯地には、以下の部隊が駐屯しています。

北部方面情報隊
第301沿岸監視隊派遣隊
北部方面システム通信群
第101基地システム通信大隊
第301基地通信中隊礼文派遣隊
名寄駐屯地業務隊礼文管理班

交通アクセス

礼文分屯地の最寄りの幹線交通は以下の通りです。

道路: 北海道道40号礼文島線、北海道道507号船泊港利礼公園線
鉄道: 鉄道の駅はなし
港湾: 香深港（地方港湾）
飛行場: 礼文空港（第三種空港）

外部リンク

* 礼文分屯地・稚内分屯地の紹介（陸上自衛隊第2師団HP内）

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