神奈川県道・東京都道56号目黒町町田線

神奈川県道・東京都道56号目黒町町田線

神奈川県道・東京都道56号目黒町町田線は、神奈川県横浜市瀬谷区目黒町を起点とし、東京都町田市原町田に至る、主要地方道に指定されている都県道です。この道路は、横浜市瀬谷区の北部に位置する目黒町から、都県境を越えて町田市の中心市街地までを南北に結ぶ幹線道路としての役割を担っています。

歴史

かつてこの路線は、主要地方道藤沢町田線として知られていました。しかし、1993年にその大部分が国道467号へ昇格したことに伴い、残りの区間をもって、1994年（平成6年）4月1日に現在の名称である神奈川県道・東京都道56号目黒町町田線へと改称されました。また、目黒交差点からつきみ野入口交差点までの区間は、かつて国道16号の一部でしたが、大和バイパスの完成時に県道へと降格されました。

概要

この道路は、横浜市瀬谷区内の目黒交差点で国道246号（厚木街道）から分岐し、都県境を流れる境川とほぼ平行に北西方向へと進みます。そして、町田市中心街の三塚交差点で主要地方道47号八王子町田線と接続します。また、町田市金森地区には、町田街道へと繋がるバイパス[[道路]]の支線が存在し、金森郵便局前交差点で町田街道（東京都道141号辻原町田線）と接続しています。

町田市内の区間の一部は、歴史ある鎌倉古道を継承しています。神奈川県内では、「八王子街道」と呼ばれる道路の延長として認識されており、沿線には東急田園都市線のつきみ野駅があります。さらに、大和市内では国道16号大和バイパスと交差します。つきみ野入口交差点で進路を変え、東進した先の境川を鶴間橋で渡ります。

路線データ

起点：神奈川県横浜市瀬谷区目黒町 目黒交差点（国道246号）
終点：東京都町田市原町田二丁目（東京都道47号八王子町田線・東京都道140号川崎町田線交点）
延長
神奈川県道：不明
東京都道：3,168m（上位路線との重複区間を除く）
面積
神奈川県道：不明
東京都道：47,929m2
都市計画路線：大和3.3.1、大和3.5.2、町田3.4.29、町田3.4.37
都道認定要件：主要地と主要地とを連絡する道路

通称

藤沢街道：旧藤沢町田線の一部区間で、現在はあまり使用されない。
八王子街道：横浜市内で呼ばれる通称。
公所バイパス：つきみ野入口交差点から鶴間橋際交差点までの区間。
町谷原通り：都県境から鶴間町谷通り交点までの区間。
町田街道：南橋交差点から三塚交差点までの区間。
旧町田街道：三塚交差点から終点までの区間。都道47号重複区間。

道路施設

橋梁

鶴間橋：境川に架かる橋。区間内に同名の橋が2ヶ所存在する。
つきみ野橋：東急田園都市線を跨ぐ橋。
南橋：JR横浜線を跨ぐ橋。

地理

通過する自治体

神奈川県
横浜市（瀬谷区）
大和市
東京都
町田市

交通

バス路線

町田市内では、神奈川中央交通東・大和営業所のバス路線がほぼ全線にわたり運行しています。町田駅前の町田バスセンターと南町田グランベリーパーク駅を結ぶ路線バスが利用可能です。

沿線施設

横浜インナーパーク
マークスプリングス
神奈川県立大和高等学校
東急田園都市線つきみ野駅
町田市立南中学校
都営金森アパート
町田金森郵便局
町田市立南第三小学校
町田天満宮

備考

南橋交差点付近から金森2丁目付近の旧道は道幅が狭くなっています。目黒交差点から保土ヶ谷バイパス上川井インターチェンジまでの区間は、横浜市道ですが、案内看板では県道と市道の区別なく「八王子街道」として一括りに表示されています。保土ヶ谷バイパスの渋滞時には抜け道として利用されることが多く、交通量が多くなっています。また、目黒交差点で接続する国道246号の渋滞が、この道路の流れに影響を与えることがあります。

かつて町谷原通り・鶴間町谷通り交点付近では、旧道が東京都道、新道が町田市道という状況でしたが、2013年3月に旧道が町田市道に移管され、新道が都道に昇格したことで解消しました。

脚注

神奈川県の県道一覧
東京都の都道一覧
国道16号
神奈川往還（八王子街道）
町田街道
国道467号
国道246号

関連項目

神奈川県の県道一覧
東京都の都道一覧
国道16号 - 旧道部分が神奈川県内にある
神奈川往還（八王子街道） - 絹の道と呼ばれる。
町田街道 - 絹の道の別ルート。
国道467号 - かつて東京都道22号・神奈川県道41号藤沢町田線を共に構成した路線。
* 国道246号

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