神戸駅前JUSTスクエア

神戸駅前JUSTスクエア：放送局とホテルが融合した複合施設

神戸市中央区東川崎町に位置する「神戸駅前JUSTスクエア」は、地上12階、地下1階、高さ54.5mの複合ビルです。延床面積は約13,500㎡を誇り、2019年1月の着工を経て、2020年12月24日に竣工を迎えました。設計は神戸駅前プロジェクト設計共同企業体（NTTファシリティーズ、鴻池組、東急設計コンサルタント）が、施工は鴻池組が担当しました。

再開発による誕生と、その立地

このビルは、NTT都市開発が主導した再開発計画によって誕生しました。敷地の元々はNTT西日本の保有地で、以前はABCハウジングの住宅展示場があった場所です。神戸ハーバーランドという好立地も魅力で、JR神戸駅、地下鉄海岸線ハーバーランド駅から徒歩3分、神戸高速鉄道高速神戸駅からも徒歩5分と、抜群のアクセス性を誇ります。

入居企業：サンテレビジョンと神戸ホテルジュラク

神戸駅前JUSTスクエアの最大の特徴は、テレビ局とホテルという異なる業種の企業が同居している点です。

サンテレビジョン

地上1階から4階には、サンテレビジョン本社が入居しています。同局は2021年6月14日、神戸国際交流会館から本社機能を移転し、同日午前6時33分から新社屋からの放送を開始しました。

神戸ホテルジュラク

5階から12階、そして1階の一部には、株式会社聚楽が所有・運営する「神戸ホテルジュラク」があります。256室の客室を有するこのホテルは、聚楽にとって西日本における初めてのホテルとなります。2021年4月3日にオープンし、新たな宿泊施設として神戸の街に貢献しています。

ビル名の由来

ビルの名称「JUSTスクエア」は、入居企業である「聚楽（JUraku）」と「サンテレビ（Sun-Tv）」の頭文字を組み合わせたものです。それぞれの企業の連携と、このビルが神戸の街に新たな活気をもたらすことを象徴するネーミングと言えるでしょう。

まとめ

神戸駅前JUSTスクエアは、再開発によって生まれた、交通アクセスに優れ、ホテルとテレビ局という異なる業態が共存する複合施設です。その立地と構成は、神戸の街の活性化に大きく貢献するものと期待されます。今後、このビルが神戸のランドマークとして、さらなる発展を遂げることに期待したいです。

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