神明社 (所沢市中富)

神明社について

神明社（しんめいしゃ）は、埼玉県所沢市の中富に位置し、地域の人々に「富（とめ）の神明様」として広く知られています。所沢中心街にある神明社については、所澤神明社を参照してください。

祭神

この神社は、以下の祭神を祀っています。

• - 天照太御神（あまてらすおおみかみ）
• - 倉稲魂命（くらいなたまのみこと）
• - 誉田別命（おんだわけのみこと、応神天皇）
• - 大山祇命（おおやまつみのみこと）
• - 木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）
• - 進雄命（しんおのみこと、スサノオノミコト）

由緒

神明社の歴史は元禄9年（1696年）にさかのぼります。この年、当時の川越藩主・柳沢吉保が三富新田として上富・中富・下富村を開村しました。その結果、一寺一社の制に従い、上富には農家の檀家寺として多福寺が設立され、中富には鎮守の宮として祈願所である毘沙門社が創建されました。

さらにこの地域の神明社は、いくつかの神社と共に「合祀七神社」として正式に勧請されました。1869年（明治2年）の神仏分離令に基づき、西側の境内は神明社、東側は寺院（多聞院）としてそれぞれ独立した形で存続しています。このエリアは、1928年（昭和3年）には埼玉県の史跡に指定されました。

合祀七神社

神明社に合祀された七神社は以下の通りです。

• - 1907年5月11日合祀された無格社・神明社（現八雲神社）
• - 1912年3月22日に合祀された村社・八幡神社（大字北岩岡字横松）
• - 無格社・八幡神社（大字北向、現八雲神社）
• - 無格社・八幡神社（大字八幡北）
• - 村社・稲荷神社（大字所沢字稲荷窪）
• - 村社・稲荷神社（大字神米金字稲荷木）
• - 同境内社・山神社（現八雲神社）

また、境内社には天神社や、いも神社（甘藷乃神として吉田弥右衛門と青木昆陽を祀る）も存在します。神仏分離以前、元々同一境内にあった多聞院や毘沙門堂との境はまだ低く、初詣の参拝客たちはこれらの社寺を自然に巡っています。

祭事

神明社では様々な祭りが行われ、地元の文化が育まれています。主要な祭りには以下があります。

• - 歳旦祭（初詣・中祭、1月1日）：地元の上富囃子保存会による獅子舞が奉納される。
• - 大祭（祈年祭・兼春祭、4月15日）
• - 例祭（10月9日）
• - 新嘗祭（勤労感謝祭・兼秋祭、11月23日）
• - 大祓（12月31日）
• - 小祭（毎月15日）
• - さらには七五三詣も行われます。

交通アクセス

場へのアクセスは、最寄りの公共交通機関を利用することで容易に行くことができます。詳細な交通情報は、公式ウェブサイトなどで確認することをおすすめします。

参考資料

公式発行物として、リーフレット『三富・富岡総鎮守 神明社―通称 富（とめ）の神明様』や社報『富（とめ）の神明さま』などが提供されています。また、関連項目には川越いもや吉田弥右衛門も含まれています。

公式サイトでは、神明社のさらなる情報やイベントについても知ることができるため、ぜひ訪れてみてください。

もう一度検索