神辺駅

神辺駅（かんなべえき）

神辺駅は広島県福山市神辺町大字川南にある、JR西日本及び井原鉄道の鉄道駅です。この駅は、JR西日本が運行する福塩線と、井原鉄道が運行する井原線の接続駅でもあります。井原線はここが終着駅ですが、一部の列車は福塩線に直通しています。なお、福塩線の福山方面ではICOCAが利用できますが、府中方面や井原鉄道では使用できません。

駅の歴史

神辺駅の歴史は1914年（大正3年）に始まりました。この時、両備軽便鉄道が開業と同時に駅が設置されました。また、高屋線の分岐駅ともなりましたが、高屋線は非電化であり国有化の対象にならなかったため、運命が異なる道を歩むこととなりました。1987年に国鉄分割民営化が行われ、JR西日本の駅となりました。

年表

• - 1914年（大正3年）7月21日: 両備軽便鉄道開業と共に駅設置。
• - 1922年（大正11年）4月9日: 高屋線の神辺駅 - 高屋駅間が開業。
• - 1933年（昭和8年）9月1日: 両備鉄道の一部が国有化され福塩線に。
• - 1940年（昭和15年）1月1日: 神高鉄道が井笠鉄道に合併。
• - 1967年（昭和42年）4月1日: 井笠鉄道神辺線が廃止。
• - 1987年（昭和62年）4月1日: JR西日本の駅となる。
• - 1992年（平成4年）1[[1月1日]]: みどりの窓口が開業。
• - 1999年（平成11年）1月11日: 井原鉄道井原線が開業。
• - 2020年（令和2年）2月29日: みどりの窓口が無人化。

駅構造

神辺駅は福塩線と井原線の接続駅として相対式ホーム2面2線を有しています。行違いが可能な地上駅であり、福塩線では唯一の橋上駅舎が設けられています。ホームは方面別に使い分けられていて、1番のりばは府中方面にも向かうことができます。また、過去には無人駅として運営されていましたが、2020年2月29日以降は完全に無人化されています。

井原鉄道の駅舎は福塩線の上りホームの近くにあり、乗換改札が設置されていますが、早朝と夜間は閉鎖されています。2012年から一時無人化されましたが、2014年には再び有人化され、乗車券の発行などが行われています。

利用状況

「統計ふくやま」によると、神辺駅は福塩線のすべての駅の中で最も利用者が多く、平均乗車人員は1,000人を越えています。これは福山駅を除くと唯一の駅であり、地域における重要な交通拠点であることを示しています。

駅周辺

神辺駅周辺は住宅地や商業施設が広がっており、日常的な利用者が多数存在します。また、福塩線と井原鉄道の接続により、広島県内外へ通じる便利な交通の要所として機能しています。

隣接駅

• - JR西日本 福塩線

- 横尾駅 - 神辺駅 - 湯田村駅

• - 井原鉄道 井原線

- 湯野駅 - 神辺駅

このように、神辺駅は地域交通の中核として様々な役割を果たしており、今後も地域の発展に寄与し続けることでしょう。

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