福岡県道11号有毛引野線

福岡県道11号有毛引野線

福岡県道11号有毛引野線は、北九州市若松区大字有毛を起点とし、同市八幡西区引野2丁目を終点とする、全長約11.59kmの主要地方道です。この道路は、北九州市内の重要な交通軸として機能しており、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在となっています。

概要

この県道は、北九州学術研究都市から折尾、そして黒崎へと至る区間において、周辺の主要道路と並んで交通量が非常に多いことで知られています。特に、この区間は、地域住民の通勤や通学、買い物などの日常生活を支える重要な役割を担っています。また、大鳥居交差点以南では、道路が2車線となる区間があります。

若松区蜑住から大鳥居にかけては、現道と新道の両方が本路線に指定されています。現道は大鳥居交差点に、新道は大鳥居西交差点にそれぞれ接続しています。これらの道路は、地域の交通状況に応じて使い分けられており、円滑な交通の流れを維持するために重要な役割を果たしています。

この道路の歴史を振り返ると、1994年4月1日に福岡県道275号有毛折尾線の一部、北九州市道穴生蜑住線、福岡県道282号穴生引野線の一部が統合され、新たに福岡県道11号有毛引野線として認定されたことがわかります。有毛付近では、旧275号有毛折尾線の路線番号案内標識が残っていますが、多くの場合、有毛折尾線の表示は曲げられています。

興味深いことに、現在の福岡県道11号が認定される以前の1993年3月31日まで、整理番号11は現在の鳥栖市と朝倉市を結ぶ佐賀県道・福岡県道11号鳥栖甘木線として使用されていました。その後、1993年4月1日に鳥栖甘木線が国道500号に昇格したため、1年間の欠番を経て、現在の路線に番号が振り直されたという経緯があります。

路線データ

起点: 福岡県北九州市若松区大字有毛（有毛交差点、国道495号交点）
終点: 福岡県北九州市八幡西区引野2丁目（都市高速黒崎入口交差点、国道200号交点）
総延長: 11.59 km

歴史

1993年5月11日 - 建設省により、県道有毛折尾線の一部、市道穴生蜑住線、県道引野穴生線の一部が「有毛引野線」として主要地方道に指定される。
1994年4月1日 - 県道有毛折尾線、引野穴生線が廃止され、新たに県道有毛引野線が認定される（整理番号11）。

路線状況

道路施設としては、以下の橋梁が主要なものとして挙げられます。

汐分大橋（江川、北九州市若松区）
本城大橋（金手川・筑豊本線、北九州市八幡西区）
夕原大橋（新々堀川、北九州市八幡西区）
中蓮橋（割子川、北九州市八幡西区）

地理

この路線は、以下の自治体を通過します。

北九州市（若松区 - 八幡西区）

交差する道路

国道495号
国道200号

交差する鉄道

筑豊本線
鹿児島本線
筑豊電気鉄道

沿線

沿線には、様々な施設があります。

戸明神社
北九州市立大学ひびきのキャンパス
北九州市立小池特別支援学校
北九州市立浅川中学校
産業医科大学・産業医科大学医療技術短期大学・産業医科大学病院
北九州市立光貞小学校
北九州市立医生丘小学校
北九州市立本城中学校
筑豊電気鉄道 穴生駅
穴生郵便局
北九州市立八幡特別支援学校
大池公園
八幡西消防署
割子川せせらぎ公園
北九州高速4号線 410/411 黒崎出入口


これらの施設は、地域住民の生活、教育、医療、福祉、レクリエーションなど様々な側面を支えています。

まとめ

福岡県道11号有毛引野線は、北九州市の重要な交通インフラの一部であり、地域社会の発展に大きく貢献しています。この道路は、地域住民の生活を支えるだけでなく、学術研究都市や産業施設へのアクセスを向上させることで、地域の経済活動にも重要な役割を果たしています。

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