福岡県道245号新北九州空港線

福岡県道245号新北九州空港線について

福岡県道245号新北九州空港線は、福岡県北九州市小倉南区から京都郡苅田町に至る主要な一般県道です。この道路は、新北九州空港へのアクセスを担う唯一の道路として、重要な役割を果たしています。

概要

この県道は、北九州市小倉南区の空港北町を起点とし、京都郡苅田町の大字苅田を終点としています。起点のわずかな区間は北九州市内に位置しますが、道路全体の管理は福岡県が行っています。全線が地域高規格道路である新北九州空港道路として整備されており、事業路線名は「新北九州空港連絡道路」です。

2006年3月16日の北九州空港開港に先駆け、3月5日より暫定供用が開始されました。連絡橋部分は一般道路として扱われ、歩道も設けられているため、徒歩での海峡横断も可能です。空港開港時に供用された高架部分は、苅田北九州空港IC接続部から0.5km、海上区間・空港島区間が3.0kmでした。残る4.2kmのうち、苅田工区の1.1km（苅田若久高架橋482mを含む）は、2021年5月30日に開通しました。

この道路は地域高規格道路ですが、一般道路としての扱いであり、2014年時点では橋梁部の主要区間の制限速度は60km/hに設定されています。原付や自転車も通行可能であるため、利用には注意が必要です。連絡橋の状態は、福岡県京築県土整備事務所行橋支所によって遠隔監視されています。

路線データ

起点: 福岡県北九州市小倉南区空港北町（空港入口交差点、北九州空港東）
終点: 福岡県京都郡苅田町大字苅田（東九州自動車道 苅田北九州空港IC）
総延長: 8.0km
道路規格: 第3種第1級（海上部）、第3種第2級（陸上部）

歴史

2006年3月5日: 新北九州空港連絡橋開通。
2021年5月30日: 苅田工区（1.1km）開通。

路線状況

道路施設として、新北九州空港連絡橋（京都郡苅田町）が主要な構造物です。

この連絡橋は、2015年1月31日に沖縄県の伊良部大橋が開通するまで、通行料無料の橋としては日本最長の橋でした。

地理

通過する自治体:

北九州市（小倉南区）
京都郡苅田町

交差する道路:

東九州自動車道

交差する鉄道:

日豊本線

沿線施設:

北九州空港
トヨタ自動車九州苅田工場
苅田港
JR九州日豊本線
朽網駅 - 苅田駅
松山城跡

その他

この道路は、地域高規格道路としての機能だけでなく、沿線地域の生活道路としても利用されています。また、緊急時には、災害時の避難路としての役割も期待されています。

関連情報

地域高規格道路一覧
福岡県の県道一覧
行橋警察署

外部リンク

新北九州空港連絡道路（新北九州空港線） - 土木建築（ガゾーン）

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